−エリート女子学院−


指導4 職員研修室
水沢亜美は、今回のテストには多少の自信があった。だから、呼び出しを受けた時は相当なショックだった。亜美が最下位のお仕置きを受けるのはこれで2回目だった。
前回の地獄のような苦痛がよみがえる。今にも泣き出しそうな亜美。しかし、今回、亜美は、生徒指導室ではなく職員研修室という一度も出入りしたことのない部屋に連れてこられた。
そこには副校長と見たことのない若い教師が2人立っていた。副校長は亜美に言った。
水沢亜美。お前は2度目の最下位だな。何と恥ずかしい。出来の悪い、役立たずのお前だが、今日は1つ仕事を与える。この2人は本校の新任講師の候補者だ。これからこの2人の最終採用試験を行う。これを手伝ってもらう。
亜美は、思わずほっとした。なんだ、何か手伝えばいいのね。よかった。
しかし、亜美が考えるほどそんなに甘いエリート女子学院ではなかった。
副校長は亜美の両手を高く固定した。

第1回戦 基本技術 初級
第2回戦 基本技術 中級
第3回戦 基本技術 上級
第4回戦 観察力
第5回戦 集中力
第6回戦 瞬発力
第7回戦 状況判断力(1)
第7回戦 状況判断力(2)
第8回戦 総合力(1)
第8回戦 総合力(2)
第8回戦 総合力(3)
特別付録 採用試験に挑戦

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