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亜美にはしばらくの休憩が与えられた。 だが、意識が回復すると、両手を縛られて足が やっと床に着くぐらい高く天井から吊るされた。 先ほどの電気責めで意識は朦朧としていた。 身体はぐったりしてまったく言うことを聞かない。 さて、ここまで3勝3敗1引き分けの五分だな。 最後のこの対戦で採用が決まるので頑張り給え。 |
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最後の対戦は、またこの鞭だ。 それを見た亜美は恐怖に顔が引きつっていった。 あああ・・・・もう・・お願いです・・ その鞭だけは・・許してください・・・ これを交代で20回づつ打ってもらう。それを各5回行う。 その間、多く失神させたものが勝者だ。 |
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いやあああ・・・・そんなの・・・・ 怖い・・・・・・・・いや・・・・ おねがいします・・・・・・ 今回の1回の制限時間は1分だ。 時間は十分あるから好きなように打っていいぞ。 では、君からだ。 用意。開始。 |
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びしーっ!ぎゃあっ! びしーっ!はぐうっ! びしーっ!あぐううっ! 激しい音がして一本鞭が亜美の胸に炸裂した。 亜美は恐ろしい痛みに絶叫した。 しかし苦しむ間もなく鞭は亜美の身体を襲い続けた。 |
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びしーっ!ふぎゃあっ! びしーっ!ぎゃあっ! びしーっ!ぐああっ! しかし、息もできないくらい激しく鞭が飛んでくる。 腰に、お腹に、お尻に。 亜美は狂ったように泣き叫んだ。 |
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びしーっ!あああああああうううっ! びしーっ!ぐあああああああっ! びしーっ!ぎゃあああああああっ! いつまでも続く一本鞭の嵐に亜美は絶叫し続けた。 叫び声で息が苦しくなる。 しかしそんなことはお構いなしに鞭が飛んでくる。 亜美の身体には鞭の赤い筋が何本も浮かんでいた。 |
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小太りの男は19回連続で鞭を打ち続けると、
手を止めた。 はあ・・・はあ・・・はあ・・・ 亜美は全身で喘いでいた。身体中は細かく痙攣し、意識もたえだえだった。 もう、わたし、壊れちゃう・・・・ 意識の遠くで亜美は思った。 その時。 びしーっ!ぎゃあっ!あ! あ・・・・・・・・ん・・・・・ |
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亜美は激痛のあまり、また意識を失った。 亜美が失神するのはこれで何回目なのだろうか。 しかし、副校長は亜美を一瞥して言った。 よし、まず1ポイントだ。よくやった。 さあ、次は君の番だが、一度意識を 回復させないと得点にはならんぞ。 どうする? 背の高い男は鞭を握り絞め、高く構えた。 |
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そうか。では始め。 びしーっ! 一本鞭が失神してぐったりとした 亜美の身体に叩きつけられた。 亜美のやわらかい身体で鞭はすさまじい音を立てた。 しかし、亜美はぐっと、うめいただけだった。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! びしーっ!びしーっ!びしーっ! 次々と一本鞭が亜美の身体のあちこちに炸裂する。 そして10回目の鞭の時だった。 びしーっ!ぐうっ・・あああ・・・ 亜美は痛さのあまり、意識を取り戻した。 |
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背の高い男はにんまりすると、
しばらく亜美をそのままにしておいた。 あああ・・痛い・・・もういや・・・・ やめて・・・・・ください・・・・・ もう・・・ゆるして・・・・・・・・ 亜美は身体中の激痛に涙を流して許しを乞う。 |
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びしーっ!ぎゃあああああっ! びしーっ!ひぎゃあああああっ! びしーっ!ああああああああっ! しかし、その返事は一本鞭だった。 またこの恐ろしい鞭が、亜美の身体に襲い掛かる。 |
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びしーっ!ぐぎゃあああああっ! びしーっ!ひぎゃあああああっ! びしーっ!あぎゃあああああっ! やめ!20本だ。 狂ったように鞭を振るう男を副校長が制した。 |
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はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・ はぁ・・痛い・・はぁ・・いや・・・ はぁ・・はぁ・・もう・・だめ・・・ 再び襲い掛かる一本鞭の激痛に、 亜美はうわ言のように苦しみつづけた。 苦痛の激しさのあまりに失神し、 また苦痛のあまり意識を取り戻した亜美。 しかし、副校長は続きを宣言した。 |
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では、次は2回戦目。君の番だ。 いや・・・・・です・・・・・・・ もう・・・・・ゆるして・・・・ 小太りの男は亜美の言葉を無視して鞭を振り上げた。 では、始め。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ふぎゃあああああああああああっ! 一本鞭が激しい音を立てて亜美の身体に襲い掛かった。 息をつく間もなく一本鞭が亜美の身体に激痛を与える。 亜美はあまりの激しい痛みに、絶叫し続けた。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ぐぎゃあああああああああああっ! 胸、背中、お腹、そしてセーラー服から 覗く白いウエストに、一本鞭が鞭痕を刻み続けた。 気が狂いそうな痛みに亜美はいつまでも叫び続けた。 亜美にはそれ以外の事は到底できなかった。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ひぎゃあああああああああああっ! よし、20回。やめ! はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・ 亜美は大きく肩で息をしていた。 もう、まともな思考力は残っていなかった。 ただ、激しい痛みに苦しみ続けるだけだった。 |
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はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・ では、次、君の番だ。挽回のチャンスだな。 はい。 背の高い男が進み出てきた。 はあ・・はあ・・はあ・・はあ・・ もう・・・・ゆるして・・・・・・・ |
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吊るされた縄に身体を任せてぐったりとする亜美。
亜美はもう気が遠くなりそうだった。 しかし、副校長は例によって亜美の懇願は聞き流した。 では、始め! |
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