エリート女子学院 指導4 職員研修室
第8回戦 総合力(2)




びしーっ!はああああっ!
びしーっ!あがあああっ!
びしーっ!ひぎゃああっ!

再び、亜美の身体に一本鞭が次々と打ち込まれた。
これだけ鞭で打たれた亜美の身体でも、 また新たに鞭に打たれるたびに激しい痛みが走った。
鞭の激痛に亜美は涙を飛ばして絶叫する。




びしーっ!うがああああっ!
びしーっ!ああああああっ!
びしーっ!あああうっ!

もう意識は朦朧としているのに、 それでも一本鞭はすさまじい痛みだった。
亜美は身体中が激しく痙攣していた。
激痛に亜美はいつまでも叫び続ける。




びしーっ!ふああああっ!
びしーっ!ぎゃああああっ!
びしーっ!はぎゃああああっ!

背の高い男は、小太りの男と同じように、 19回激しく連打すると鞭の手を止めた。

はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・

鞭が止まっても亜美は身体中の痛みに喘ぎ続けた。




そのまま40秒ほどが過ぎた。
亜美はまだうめいていた。

あああ・・・もう・・・あああ・・・

そして、制限時間ぎりぎりになったとき、 男は鞭を高く振り上げると、思い切り 亜美の身体めがけて振り下ろした。




ひゅーっ!びしぃぃぃぃっ!
ぎゃああああああああああああっ!

空気を切る音に続いて、一本鞭が亜美の 身体に突き刺さる激しい音がした。
さらに断末魔のような亜美の絶叫が 部屋に響き渡った。
背の高い男は固唾を飲んで亜美の顔を 覗いていた。が、落胆の表情に変わった。




ああ・・・あああ・・ああああ・・・

亜美は身体中が激しく痙攣していたが、 意識はまだかろうじて残っていた。

残念だったな。もう少しだな。
と言うことは君のチャンスだな。

副校長は小太りの男に向かって言った。
小太りの男が少し笑みを浮かべて一本鞭を握りなおした。




ああ・・・・ああ・・・・・・・・・

亜美はぐったりとしたままいつまでも苦しんでいた。 もう何も考えられなかった。

ああ・・・・・・だめ・・・・・・・

亜美を見ながら副校長は言った。

用意はいいかな。
では3回戦目、始め!




びしーっ!びしーっ!びしーっ!
ぎゃあああああああああああっ!

小太りの男はすさまじい勢いで鞭を振り回した。
往復で一本鞭を亜美の身体に打ち込む。
胸、背中、お腹、お尻。
亜美はあんなにぐったりしていたのに、 鞭の激痛にまた叫び声を上げる。




びしーっ!びしーっ!びしーっ!
あぎゃあああああああああああっ!

どんなに亜美が泣いても叫んでも 亜美は一本鞭で打たれ続ける。

びしーっ!びしーっ!びしーっ!
ひぎゃあああああああああああっ!

亜美は一本鞭の激痛に叫び続けるだけだった。




びしーっ!びしーっ!びしーっ!
ふぎゃああああああああっ!

亜美は一本鞭連打の激痛に、 次第に意識が遠のきつつあった。
しかし、そのとき副校長が叫んだ。

20回だ!やめ!

くそう!

小太りの男は毒づいた。




はっ・・はっ・・はっ・・はっ・・

亜美はもうまともに呼吸ができなかった。
足ががくがくと激しく震えている。
背の高い男が言った。

次、行ってもいいですか?




ああ・・ああ・・ああ・・ああ・・

背の高い男は、亜美はもう限界を 超えているのがはっきりわかった。
もう少しだ。そう思ってあせっていた。

そうだな。では、君。
用意。始め!




びしーっ!はぎゃああああっ!
びしーっ!うぎゃああああっ!
びしーっ!ぎゃああああうっ!

今度は背に高い男が一本鞭を亜美の身体に連打する。 男が考えた以上に、亜美はもう限界を はるかに超えていた。
亜美はもうほとんど意識がなかった。 ただ痛みに身体が反応するだけだった。




びしーっ!ぎゃああっ!
びしーっ!ぎゃっ!
びしーっ!ああっ!

亜美の反応が次第に鈍くなってくる。 でも、身体だけが一本鞭の痛みに反応する。
亜美は激しい苦痛をその細い身体で受け止めていた。
男はそんな亜美に非情にも思い切り 一本鞭を振り下ろし続けた。




びしーっ!あ!
びしーっ!あ!
びしーっ!あ!

亜美は襲い来る鞭の激痛に身体を硬直させていた。
もう悲鳴も上がらなくなってきた。

亜美はいつ壊れてもおかしくないぐらいの苦しみをこれまでに十分に味わわされていた。
そしてついに。




びしーっ!あ!あうん・・・・・・
びしーっ!・・・・
びしーっ!・・・・

おい、止め。
もう失神してるぞ。

副校長が何かに憑かれたように鞭を振るい続ける背の高い男を制した。




や、やった!

喜ぶ男の横で、亜美は意識を失ってぐったりしていた。

これでまた五分と五分だな。
ではここでルールを変更する。




これから1回ずつ鞭を打ってもらう。 先に気を失わせたものを勝者とする。
いいな。
では、一旦この生徒の意識を回復させる。

意識を取り戻したときに亜美を待っているのは、 さらに恐ろしい一本鞭地獄だとも知らずに 亜美はぐったりと縄にぶら下がっていた。


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