−機密捜査官J− |
|
File-5 リゾートの甘い罠 |
J5-ミクはICPOの要請で宝石密売組織を追っていた。
世界中に勢力を持つこの組織は各国の捜査対象となっていた。
ミクは、東京で起きた宝石店襲撃事件が、この組織と接点を
持っていることを突き止めた。 襲撃グループは3人組で関東に勢力を持つ暴力団の構成員だった。 すぐにでも逮捕できたが、ミクはしばらく泳がすことにした。 そして、このグループが宝石密売組織組織と取引するという情報を掴んだ。 取引場所は沖縄。ミクはすぐに沖縄に飛んだ。 3人組はプライベート・ビーチに面したとある別荘に滞在していた。 ミクは、盗聴器をセットするため、3人が昼食に外出したところを 見計らって部屋に潜入した。 もう、私が市内のビジネスホテルだってのに、 あいつらがなんでこんないいところに泊まってんのよ。 そう言いながら盗聴器を取り付けていると、 机の上のパソコンの電源が入っていて、 メールが届いていることに気付いた。 メールは宝石密売組織からの取引時間と場所の指定だった。 今夜9時・・・第6埠頭・・・ なんだ、これで任務完了じゃない。 しかし、ミクがメールの内容を本部に伝えた時だった。 3人組が突然戻って来た。 とっさにミクはメールを削除した。 これで宝石密売組織一斉逮捕をこいつらにじゃまされない。 そう思ったとき、銃口がミクの後頭部に突きつけられていた。 |
第1章 取引まであと8時間 | |
第2章 取引まであと7時間 | |
第3章 取引まであと6時間 | |
第4章 取引まであと4時間 | |
第5章 取引まであと3時間 | |
第6章 取引まであと2時間 | |
第7章 取引まであと1時間 | |
第8章 取引まであと30分 |