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ミクはそれを見たとき、少しだけ驚きと苦悩の表情を浮かべた。 そこには、鋭角に尖った木の棒が並んだ十露盤が用意されていた。 早く乗せろ。 それは・・・・い、いや・・・・・ いゃあああああああああっ |
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ミクは有無を言わさず十露盤に座らされた。 くうううううう・・・・・・・・ 鋭い痛みがミクの脚を襲った。 ああああ・・・・だめ・・・・・・・・・・・ 痛い・・・・・・ほんとに痛い・・・・・・・ はあああああ・・・・・・・ い・・・・痛い・・・・・・・・・・ |
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どうだ。これは効くだろう。 言いたくなるまでそうしててもらおうか。 あああああああ・・・・・・・ いやあああああ・・・・・・・ いたい・・・・・・いや・・・・・・ じっとしていても鋭角の板がミクの脚に食い込んでくる。 うううう・・・・・だめ・・・・・・・・ |
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ぐうううううううう・・・・・・・ もう・・・・・いたい・・・・・・ 許して・・・・・・・・・・・・・・ お願いします・・・・・・・・・ 本当に・・・・道に・・・・・・・ ああっ・・・・・痛い・・・・・・・ ミクは本当に苦しんだ。 |
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許して欲しいなら吐け! はあああああっ。痛い! はあああっ・・・言うもんですか・・・・ もう、いや。 お願いします。 降ろしてください。 もうたすけて・・・・・・ |
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男はじっとミクが苦しむのを見ていた。 ううううう・・・・・・・・ あああああ・・・・・・・・・ ミクは痛みに動きたくなるのをじっと耐えていた。 少しでも動けば痛みが何倍にもなって返ってくる。 ミクはそれをよく知っていた。 だめ・・・・耐えなくては・・・・ |
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ぐううううう・・・・・・ ああああ・・・・・・・ ミクはうめき、苦しんでいた。 あああ・・・・・お願い・・・・・・ もう許して・・・・・・・ ああああ・・・・ぐうっ・・・・・ もう・・・・・・だめ・・・・・・・・・ |
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おや。そろそろ言う気になったか? あああああ・・・・・・・ いたい・・・・・・・・・・・・・ ほんとに・・・・・・・・・・ わたし・・・・・・何も・・・・・・・ うぐっ・・・・・ああ・・・・・・・・ 痛い・・・・・・・・痛い・・・・・・・・ 痛いいいいいいっ・・・・・・・・ |
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まぁいい。しばらくそうしててもらおう。 ああああ・・・・・助けて・・・・・・・・ おねがい・・・・・・・・・・・ ぐうううう・・・・・痛い・・・ もういやあああああっ・・・・・・ もう・・・・・許してください・・・・・ |
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あああああ・・・・・痛い・・・・・・・ 脚が・・・・・・・痛い・・・・・・・・ ミクは全身に脂汗を浮かべて苦しんだ。 もう、ミクには余裕はなかった。 ただ、痛みをこらえながら時間がたつのを待つだけだった。 あと・・・・・・・・ あと・・・・6時間ぐらい・・・・・ 耐えるのよ・・・ミク・・・・ |
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痛みに頭が次第に下がってくる。 すると、また新たな痛みがミクを襲う。 はううううっ・・・・・・・・・・ 痛い・・・・・・・・いや・・・・・・・・ 助けて・・・・・・・・・・・・・ もうミクは自分の気持ちをこらえきれず、口にしていた。 |
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はぁ・・・・・はぁ・・・・・・ はああああ・・・・・・・・ぐうっ・・・・ ミクが十露盤に乗せられてそろそろ1時間が経とうとしていた。 男が立ち上がって近づいてきた。 もうそろそろ飽きてきただろう。 そう言って、男はいきなりミクの脚を鞭で打ちつけた。 |
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びしっ!びしっ!びしっ! いきなり鞭で連打され、ミクは伸び上がって叫んだ。 ぎゃああああああっ!痛い! そして、伸び上がった反動で、十露盤はミクの膝に激痛を加えた。 あぐうううううううっ!脚がっ! うああああああああっ!痛い! いやああああああああっ |
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楽しんでいただけたようだね。 痛い・・・・いや・・・・やめて・・・・・・ あああああ・・・・・・・痛い・・・・・・・・ じゃ、次は100連発だ。 いやああああっ!やめて。 ミクは本気で叫んだ。 もう・・・・・・いや・・・・・・ |
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いやなら吐け。 びしっ!ぎゃああああっ びしっ!ぎゃああああっ びしっ!ぎゃああああっ いつまでも鞭が続いた。 ミクは鞭の痛みよりも、反動で食い込んで来る十露盤の痛みに絶叫した。 いやあああああああぁっ |
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そして80回目の鞭がミクの脚に振り下ろされたとき。 ぎゃあああああああああああっ ああああ・・・・もうだめ・・・・ 大きな叫び声と共に、ミクは意識を失った。 |
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