機密捜査官J File-5 リゾートの甘い罠
第1章 取引まであと6時間




ミクはそれを見たとき、少しだけ驚きと苦悩の表情を浮かべた。
そこには、鋭角に尖った木の棒が並んだ十露盤が用意されていた。

早く乗せろ。

それは・・・・い、いや・・・・・
いゃあああああああああっ




ミクは有無を言わさず十露盤に座らされた。

くうううううう・・・・・・・・

鋭い痛みがミクの脚を襲った。

ああああ・・・・だめ・・・・・・・・・・・
痛い・・・・・・ほんとに痛い・・・・・・・

はあああああ・・・・・・・
い・・・・痛い・・・・・・・・・・




どうだ。これは効くだろう。
言いたくなるまでそうしててもらおうか。

あああああああ・・・・・・・
いやあああああ・・・・・・・

いたい・・・・・・いや・・・・・・

じっとしていても鋭角の板がミクの脚に食い込んでくる。

うううう・・・・・だめ・・・・・・・・




ぐうううううううう・・・・・・・
もう・・・・・いたい・・・・・・

許して・・・・・・・・・・・・・・
お願いします・・・・・・・・・
本当に・・・・道に・・・・・・・
ああっ・・・・・痛い・・・・・・・

ミクは本当に苦しんだ。




許して欲しいなら吐け!

はあああああっ。痛い!

はあああっ・・・言うもんですか・・・・

もう、いや。
お願いします。
降ろしてください。
もうたすけて・・・・・・




男はじっとミクが苦しむのを見ていた。

ううううう・・・・・・・・
あああああ・・・・・・・・・

ミクは痛みに動きたくなるのをじっと耐えていた。
少しでも動けば痛みが何倍にもなって返ってくる。
ミクはそれをよく知っていた。

だめ・・・・耐えなくては・・・・




ぐううううう・・・・・・
ああああ・・・・・・・

ミクはうめき、苦しんでいた。

あああ・・・・・お願い・・・・・・
もう許して・・・・・・・

ああああ・・・・ぐうっ・・・・・
もう・・・・・・だめ・・・・・・・・・




おや。そろそろ言う気になったか?

あああああ・・・・・・・
いたい・・・・・・・・・・・・・
ほんとに・・・・・・・・・・
わたし・・・・・・何も・・・・・・・
うぐっ・・・・・ああ・・・・・・・・

痛い・・・・・・・・痛い・・・・・・・・
痛いいいいいいっ・・・・・・・・




まぁいい。しばらくそうしててもらおう。

ああああ・・・・・助けて・・・・・・・・
おねがい・・・・・・・・・・・
ぐうううう・・・・・痛い・・・
もういやあああああっ・・・・・・
もう・・・・・許してください・・・・・




あああああ・・・・・痛い・・・・・・・
脚が・・・・・・・痛い・・・・・・・・

ミクは全身に脂汗を浮かべて苦しんだ。
もう、ミクには余裕はなかった。
ただ、痛みをこらえながら時間がたつのを待つだけだった。

あと・・・・・・・・
あと・・・・6時間ぐらい・・・・・
耐えるのよ・・・ミク・・・・




痛みに頭が次第に下がってくる。
すると、また新たな痛みがミクを襲う。

はううううっ・・・・・・・・・・
痛い・・・・・・・・いや・・・・・・・・
助けて・・・・・・・・・・・・・

もうミクは自分の気持ちをこらえきれず、口にしていた。




はぁ・・・・・はぁ・・・・・・
はああああ・・・・・・・・ぐうっ・・・・

ミクが十露盤に乗せられてそろそろ1時間が経とうとしていた。
男が立ち上がって近づいてきた。

もうそろそろ飽きてきただろう。

そう言って、男はいきなりミクの脚を鞭で打ちつけた。




びしっ!びしっ!びしっ!

いきなり鞭で連打され、ミクは伸び上がって叫んだ。

ぎゃああああああっ!痛い!

そして、伸び上がった反動で、十露盤はミクの膝に激痛を加えた。

あぐうううううううっ!脚がっ!
うああああああああっ!痛い!
いやああああああああっ




楽しんでいただけたようだね。

痛い・・・・いや・・・・やめて・・・・・・
あああああ・・・・・・・痛い・・・・・・・・
じゃ、次は100連発だ。

いやああああっ!やめて。

ミクは本気で叫んだ。

もう・・・・・・いや・・・・・・




いやなら吐け。

びしっ!ぎゃああああっ
びしっ!ぎゃああああっ
びしっ!ぎゃああああっ

いつまでも鞭が続いた。
ミクは鞭の痛みよりも、反動で食い込んで来る十露盤の痛みに絶叫した。

いやあああああああぁっ




そして80回目の鞭がミクの脚に振り下ろされたとき。

ぎゃあああああああああああっ

ああああ・・・・もうだめ・・・・

大きな叫び声と共に、ミクは意識を失った。


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