−プリンセス・オブ・キアラ−

レコードNo.6 キアラ暦5月7日
ララは覚悟を決めていた。私が口を割らなければよいことなのだ。どんな拷問にも耐えてみせる。側近たちも何も為すすべがなく、見守ることしかできなかった。
新月が南中する20分前。宮中には緊張が走っていた。ララは身を固くしていた。しかし、ララが姿を消したのは、新月南中の10分前だった。

プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.6 キアラ暦5月7日 プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.6 キアラ暦5月7日
第1章 帰還の理由
第2章 ゴーモン縄
第3章 無限の地獄
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