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もういやああああ! 私たちを許してえええええ! 美香がいつまでも叫び悶え苦しむ声を聞いて、玲奈が叫んだ。 いつでもやめてやるって言ってるだろう! じゃ、罰は渡辺に決定か? 教師も叫ぶ。 だめ・・・・・だめ!それはだめ! |
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ぴしーっ!ぎゃああっ! ぴしーっ!うぎゃあっ! ぴしーっ!ふぎゃあああっ! すかさず教師は玲奈を一本鞭でめった打ちにし始めた。 はじけ飛ぶように玲奈は身体を硬直させて痛さ絶叫する。 みみず腫れが重なって、玲奈の肌はあちこちで裂けていた。 |
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ぴしーっ!ぐぎゃああっ! ぴしーっ!あぎゃあっ! ぴしーっ!ぎゃああっ ・・・・・痛い!痛い!もういや! 玲奈はもちろんこんな苦痛から早く逃れたかった。 しかし、親友の美香に特別反省を押し付けることなど思いもよらなかった。 玲奈はひたすら痛みに耐えつづけた。 |
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ぴしーっ!ぎゃうっ! ぴしーっ!うぎゃあっ! ぴしーっ!ぎゃああああっ! 玲奈はもう意識も朦朧としていた。 ただ、身体が痛みに反応するだけだった。 どうだ!痛いだろう。やつに罰をと言え! しかし、玲奈は首を振った。 |
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ぴしーっ!ぎゃあっ! ぴしーっ!ふぎゃああっ! ぴしーっ!ぎゃああっ! いつまでも終わらない一本鞭打ちにただ泣き叫ぶ玲奈。 連続の鞭の痛みで身体中が激しく痙攣していた。 もういや・・・・・ゆるして・・・・・・・・ 美香に・・・・・・罰を・・・・・・・・・・ 危うくそうつぶやきそうな自分にはっとするが、 その瞬間鞭が飛んできて玲奈の思考など飛んでしまう。 |
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ぴしーっ!ぎゃあああっ! ぴしーっ!ふぎゃああっ! ぴしーっ!ぎゃああっ! もう・・・・ゆるしてぇぇぇぇ! 玲奈は半狂乱になって許しを乞う。 言え!罰を渡辺にと言えばそれでいい。 あああ・・・・ごめん・・・美香・・・・・・ わたし・・・・・もうだめかも・・・・・・・・ |
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ぴしーっ!ぐぎゃっ! ぴしーっ!ぎゃうううっ! ぴしーっ!はぐうううっ! あまりに壮絶な鞭打ちだった。 玲奈の意識はもうほとんどなく、ただ痛みに反応しているだけだった。 それなのに玲奈は狂ったように泣き叫んだ。 美香が叫んだ。 もうやめてぇぇぇぇぇぇぇ!玲奈を許して! |
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100を超える一本鞭が玲奈の身体に打ち込まれた。
もう玲奈の身体は限界をはるかに超えていた。 ぴしーっ!ぎゃあああああああああ! ぴしーっ!ぎゃああああああああああああ! ぴしーっ!う・・ん・・・・・・・・・ しかし玲奈は決して罰を美香にと口にすることはなかった。 そしてついに玲奈は激痛の連続に意識を失った。 |
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玲奈! 美香が叫ぶ。 お前も言えないのか?罰を木村に、だ。 教師は失神している玲奈をそのままにして、美香に近寄ってきた。 そんなこと・・・・言えるわけがありません。 度重なる一本鞭打ちに美香もぐったりとしていたが、 しっかりとした声で答えた。 では言わせてやる。 |
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ぴしーっ!ぎゃあっ! ぴしーっ!ひぎゃああっ! ぴしーっ!はああああっ! 美香も身体中に真っ赤な鞭の痕が何本も刻まれ、 もう限界などとうに超えていた。 ただただ鞭の痛みに泣き、叫び声を上げた。 とめどなく一本鞭が美香の身体を責め苛む。 |
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ぴしーっ!ぎゃあああっ! ぴしーっ!うぎゃああっ! ぴしーっ!あぎゃああっ! 10・・・・・20・・・・・30・・・・・・・ 一本鞭の連打につぐ連打だった。 いやあああああっ!もういや!痛い! 美香はぐったりしても、身体に一本鞭が打ち込まれると やはり痛さの余り叫び声を上げて身悶える。 |
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教師は鞭の手を止めた。 どうだ。もう許して欲しいだろう。 もういい加減に友情など捨てろ。 言え。罰を木村に。さぁ言うんだ。 朦朧とした意識の中で、美香は玲奈にと言いそうになった。 しかし、美香はやはり首を振った。 言いま・・・せん・・・・・・・ |
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ぴしーっ!ひぎゃあっ! ぴしーっ!ぎゃああっ! ぴしーっ!ぎゃああああっ! すぐに鞭打ちが再開される。 美香は耐えつづけた。 あまりの痛さに弱気になる自分を励ましながら、耐えた。 一本鞭の痛さに泣き叫びながら、耐えた。 |
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しかし、美香の身体はこれ以上の苦痛は受け付けなかった。 言え! ぴしーっ!ぎゃ! ぴしーっ!ぎゃああああああ・・・・・・・・・・・ ぴしーっ!いわ・・・・な・・・い・・・・・ そうつぶやいて、美香も意識を失った。 |
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