エリート女子学院 指導2 C組教室
第1章 競争


エリート女子学院 指導2 C組教室


2人は個室から朝礼を行ったC組教室に連れて来られた。 C組教室は、地下にあった。教室といっても指導道具と呼ばれる 竹刀や鞭など責め具が置いてあった。3つの壁には 指導チェーンと呼ばれる生徒を拘束するチェーンがある。

では、11時間目と12時間目はC組恒例の理解度テストだ。

そう言って、教師は玲奈を前向きに、美香を後向きに、 両側の壁にある指導チェーンに固定した。2人は目隠しをされた。


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いきなり拘束されて、2人は極度に緊張した。
2人とも、およそどんなことがC組で行われるかは知ってはいたが、 自分がこの教室にいると思うと、がくがくと脚が震える。

これより今日の理解度をテストする。通常は3人での競争だが、 朝にも伝えたように最下位の武田は昨日の反省で退校していった。 ライバルが減って良かったな。


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2人は同じ高校だな。そろってC組とは高校の恥さらしだな。 いいか、これから君たち2人で競争だ。お互いに負けるんじゃないぞ。
これから今日の授業の中から問題を出すから相手より先に答えるんだ。 先に答えたものが勝者だ。当然敗者には罰が与えられる。

罰は、これだ。


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ばしっ!
ぎゃう!

玲奈のお腹に先を細く割いた竹刀が打ち込まれた。
玲奈は、いきなりの痛みに身体を跳ね飛ばして悶えた。

あう・・・・痛い・・・・・・・
これがC組なのね・・・・・・

痛みとC組の授業への不安で、思わず涙が溢れてくる。


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玲奈!

玲奈の叫びを聞いて名前を呼んだ瞬間、 続けざまに美香の身体にも竹刀が打ち込まれた。

ばしっ!
あうっ!

美香も、焼けつくような痛みに身体を反り返らせて叫んだ。

あああ・・・・痛い・・・・・


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どうだ、痛いだろう。
負けたものにはこれを10回づつ与える。
いいな。がんばるんだぞ。
では、第1問目だ。

問題が読まれた。
しかし、2人はなかなか答えが出なかった。

答えられないと2人とも罰だぞ。


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よし、時間切れだ。
まずはお前から。

ばしっ!あっ!
ばしっ!あう!
ばしっ!ああ!
ばしっ!ああっ!
ばしっ!うぐっ!

玲奈の身体に続けて竹刀が打ち込まれた。
玲奈はその度に身をくねらせて痛みに叫び声を上げた。


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ばしっ!はうっ!
ばしっ!がっ!
ばしっ!ぐっ!
ばしっ!あううっ!
ばしっ!ぎゃあっ!

玲奈は痛さに身悶えた。
制服の上からでも、竹刀は激しい痛みを玲奈に与えた。

竹刀打ちが終わっても、玲奈は苦しみに喘いでいた。


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はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・・
ああああ・・・・あああ・・・・・・・痛い・・・・・

玲奈!大丈夫?

美香が叫んだ。

おいおい、心配しなくても次はお前の番だ。


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ばしっ!きゃああっ!
ばしっ!ああっ!
ばしっ!あうっ!
ばしっ!あああ!
ばしっ!いやああ!

美香の身体にも、竹刀は思い切り打ち込まれた。
美香はあまりの痛さに仰け反って叫んだ。
涙が勝手に溢れてくる。



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ばしっ!はあうっ!
ばしっ!ぎゃ!
ばしっ!あう!
ばしっ!はあう!
ばしっ!あああう!

美香は身をよじって痛みに大きな叫び声を上げた。

美香!美香!

玲奈が叫ぶ。
そして10回の竹刀が美香の制服の下に10のあざを作った。



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あああ・・・・先生・・・痛い・・・・・

竹刀が終わっても続く苦痛に、美香はうめいた。

おやおや、まだ音を上げるには早いぞ。
さあ、次の問題だ。

・・・・・・・・

問題が読まれた。しかし、やはり2人とも答えようとはしなかった。


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ばしっ!はあっ!
ばしっ!ぐあっ!
ばしっ!あううっ!
ばしっ!だあっ!
ばしっ!ぎゃあっ!

教師は何も言わずに、今度は美香から竹刀の罰を与えた。

ばしっ!あう!
ばしっ!くあっ!
ばしっ!ぎゃ!
ばしっ!ぎゃっ!
ばしっ!ぎゃああっ!

美香の背中から腰にかけて、渾身の力で竹刀を打ち込む。


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そしてすぐに玲奈の番だ。竹刀は唸りを立てて玲奈の身体に苦痛を与える。

ばしっ!ぎゃ!
ばしっ!ぐうっ!
ばしっ!があっ!
ばしっ!あうっ!
ばしっ!あああ!

玲奈はあまりの痛さにもがき、あばれ、そして苦しんだ。 しかし、どんなにもがいても、両手はしっかりと固定されていた。

ばしっ!あうっ!
ばしっ!ふああっ!
ばしっ!ぐあっ!
ばしっ!ぎゃあ!
ばしっ!ぎゃあん!


エリート女子学院 指導2 C組教室

はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・
あああ・・・・いたい・・・・・いや・・・・・・

玲奈も美香も痛みにいつまでもうめき苦しんでいた。

何だ。こんな簡単な問題もわからないのか?
お前たちちゃんと考えているのか?
では、次。


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問題が読まれた。
しかし2人は答えない。
沈黙の時間が流れた。

その時、美香が叫んだ。

玲奈!答え、わかるんでしょ。答えて。

美香こそ。答えていいよ。


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何だと?

お前たち、まさか相手に遠慮して答えてなかったわけじゃないだろうな?
授業を何だと思ってる。
よし、まず、その根性を鍛えなおしてやる。
50回づつ竹刀連続打ちだ。
いいな。


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