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香弥は、焦げ臭い匂いに意識を取り戻した。 気が付くと、真っ赤に焼けた電熱棒が香弥の目の前に突きつけられていた。 はっ。 香弥は思わずあとずさりしようとした。 だが、両手は相変わらず天井から吊るされたままだ。 ここから逃れることなどできなかった。 |
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そろそろ話していただきましょうか。 リーがそう言うと、手下の男は焼けた電熱棒を香弥の顔に近づけてきた。 いやっ。 電熱棒の熱がかやの顔まで伝わって来る。 香弥の顔が恐怖に歪む。 な・・何するの? |
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これは、多少熱いかも知れませんね。 ま、話したくなったら言ってください。 やれ。 リーが命令すると、男は香弥の身体を舐めるように、電熱棒を下の方に滑らせていった。 香弥は身体を硬くした。 く・・・・ どうです。あなたの大切なところにこれを押し着けられる前に白状しては? |
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鞭でずたずたになった服の間から白い下着が覗いている。 その、香弥の一番敏感な部分に焼けた電熱棒が近づいていく。 い・・・言うわけ・・ないでしょ。 しゅうううっ。 静寂の中にかすかに下着の焼ける音がした。 |
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ぎゃあああああああああ!!あつい! 耳をつんざく様な香弥の叫び声が部屋中にこだました。 あう!あつい!あう!あうううう! 灼熱の電熱棒はすぐに離されたが、香弥はいつまでも苦しみに絶叫していた。 ああああああ・・・くううう・・・・・・・ それはそれは、恐ろしい熱さだった。 |
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再び電熱棒が近づいてくる。 あああ・・・いや・・・やめて・・・ やめてほしかったら素直に吐くんだ。 男が凄んで言った。 香弥は絶望にも似た切ない表情を浮かべながら、しかし気丈につぶやいた。 どんなことされたって・・・言わないわよ。 男は電熱棒を香弥の股間に無造作に押し当てた。 |
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ぎゃあうううう!ぎゃあ!ぎゃああああああああ! いやああああああああ!熱い!あついいいいいい! 今度はしばらくの間、といっても2、3秒の間だが、 電熱棒は香弥の敏感なところ押し当てられたままだった。 あう!あうっ!あうううううっ!熱いのおおおお! あう・・・・・あう・・・・あう・・・・・・ いつまでも苦しみ泣き叫ぶ香弥に、 再び電熱棒が押し付けられる。 |
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ぎゃあああああああああ!だめえええええ! あ・・・・あ・・・・あ・・・・・・・・・ 電熱棒は離されたかと思うとまた押し付けられる。 いやああああああ!あう!あうっ!あうっ! ああ・・・う・・・う・・・あつ・・・い 息つく暇もなく、香弥に大切なところは灼熱の電熱棒に痛めつけられる。 |
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だああああ!うああああ!ああああああうう! ぎゃあああっ!あ・・・う・・・・・・・ 香弥の口から、絶叫とうめき声が交互に出てくる。 ぐぎゃああああああああ!あついいいいいっ! あああ・・・・もう・・・・やめて・・・・ 何度も何度も、真っ赤に焼けた電熱棒が、香弥の股間に押し着けられる。 地獄のような熱さの連続に、ただ泣き叫ぶ香弥だった。 |
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ぐああああああああああ!あっ!あっ!あつい! いやああああああああ!あう!あう!あう! あ・・う・・・・あ・・・・・ もう香弥は何回この焼けた電熱棒をその敏感なところに押しつけられた事だろう。 香弥はこんな地獄のような苦しみにも、決して自白することなく、いつまでも耐えた。 しかし、この凄まじい熱さに、もう香弥の気力も臨界点に達していた。 |
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ぎゃああああああああああああああっ!あっ! うううううう・・・・・・・ 長い長い絶叫と共に、糸が切れるように香弥は気を失った。 ふーん。こいつはしぶといな。 よし。それで起こせ |
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男は失神している香弥の股間に、再び真っ赤に焼けた電熱棒をゆっくり押し付けた。 1秒。2秒。3秒。 うあ・・・・あう・・・あああ・・・・ ううう・・・ううぎゃあああああああああ! 香弥はあまりの熱さに失神していることもできなかった。 しかし、覚醒しても香弥は魂を抜かれたようにぐったりとしていた。 |
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もういい加減にしゃべったらどうですか。 それとも、もっとこの熱いのが欲しいのか? 香弥も若い女性である。この股間への拷問はあまりにも過酷だ。 もう許してください。そう言って白状してしまいたかった。 しかし、朦朧とした意識の中で、香弥ははっきりと答えた。 言わないって・・・・・言ってるじゃない。 |
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ぎゃああああああああああっ!やめてっ! あうううう!いやああああああっ! すかさず電熱棒が香弥の敏感な部分を責め立てる。 身体はこんなにぐったりとしているのに、 この恐ろしい棒が当てられるたびに、香弥は叫び声をあげてのた打ち回った。 |
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ぐああああああああ!ぎゃあああああああ! あう!あう!うぎゃあああああああ! 何度も何度も、電熱棒が香弥の股間を襲う。 香弥はただその身体が地獄のような熱さに反応しているだけのようだった。 香弥はひたすら泣き、絶叫し、悶えた。 |
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ぎゃああああああっ!いやあああっ! ぐああっ・・・・ぐ・・・あ・・・ あまりに長時間の股間への灼熱拷問に、 香弥は叫び声を上げる力もだんだん弱々しくなってきた。 チャンスと見て取ったリーは男に命令した。 よし。そいつを当てっぱなしにしろ。 香弥はそれを聞いて意識が遠くなりそうだった。 いや・・・・いや・・・・やめて・・・・ |
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ぎゃああああ! もう吐いたらどうだ! ぎゃああああああ! 吐くんだ! ぎゃあああああああ! 暗証キーの番号は! ぎゃああああああああああ! 吐け! |
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ぎゃああああああああああああああ! ・・・・・・・いわ・・・・ない・・・・ 長い長い、絶叫だった。 しかし、香弥はこの恐ろしい拷問にも自白することなく、再び意識を失った。 なんて女なんだ・・・・ リーの顔が曇った。 |
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