プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.5 キアラ暦4月7日
第3章 地獄の鞭打ち
あう・・あううう・・・ううう・・
鞭が止んでも、ララは身体を痙攣させて激痛に喘いでいた。
どうだ、もう止めて欲しいだろう。
あああ・・・まだまだ・・だな・・・
この鞭の良いところは身体に傷をつけずに苦痛だけを与えるところだ。
そのため、長時間の拷問を行うことができる。
びしーっ!
ぎゃあああああああっ!
では・・いつまでも打つがいい・・・
私は・・・何も・・知らない・・・
では、ご希望通りこれで打ち続けてやろう。
果たして耐えられるかな?
びしーっ!
うぎゃああああっ!
勝手に・・しろ・・・
では、行くぞ!
びしーっ!びしーっ!びしーっ!
ぎゃあああああああっ!あああっ!
グリーン・クリスタルはどこだ!
びしーっ!びしーっ!びしーっ!
やあああああああっ!いたいっ!
言え!
びしーっ!びしーっ!びしーっ!
くあああああああっ!やめろ!
どこだ!
ララは必死でこの恐ろしい鞭に耐えていた。
しかし、ララの強靭な精神力が、10分以上続いた鞭の激痛に屈して、意識を失ったのは、ちょうどゴーモン星人が消えたときだった。
プロローグへ戻る
第4章へ
当サイトの内容の無断使用は固くお断りします。
|