プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.2 キアラ暦2月7日
第3章 新月の秘密
ララは脚を開かされた。
や・・・やめろ・・・
ほう。ますます美しいな。
そう言われてララは恥ずかしかった。
いつもオパーンツを晒しているとはいえ、股間を開かされてまじまじと見られると、若いララは恥じらった。
恥ずかしがっているのか?かわいいな。
キアラ暦120歳になるララだったが、まだうら若い女の子なのだ。
あまり・・・じろじろ見るな。
さあ、もう余り時間がないぞ。次が来る前に話した方がいい。
お前たちは新月の日は何人でも侵入できるのか?
それも本当は内緒だが、教えてやろう。
実は1人だけだ。どうしても同時に2人は出現できない。
だから今回は時間差で来るのだ。
来るのはもう1人だけなのか?
今回はな。
我々はテレポーテーションで何度も侵入を試みたが、地上で出現しようとした瞬間、消えてしまった。
グリーン・クリスタルのパワーのせいだ。
ところが、ベガの新月の日は20分生存できたのだ。しかしそれはベガが一番太陽に近づいたとき。
その前後でどの程度生きられるかは調査中なのだ。
そうだったのか。
これで分っただろう。ゴーモン星人はいつかグリーン・クリスタルを手に入れる。
だから、私にグリーン・クリスタルがどこにあるのか話してくれ。
悪いが・・・それだけは・・・言えない。
そうか。残念だ。しかし、美しいプリンセスに会えてよかった。
そう言ってその男は消え去った。
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