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有希があまりの鞭の痛みに失神したころ、亜希は手首の痛みに意識を取り戻した。 身体中が鞭の痛みで熱くなっていた。薄い白衣の中は鞭の痕で真っ赤だった。 真希の部屋にいた男が、亜希の部屋にもやってきて何やら話して出て行った。 男が近づいてくる。 |
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おお、起きていたか。 今連絡が来た。お前たちの家を捜索したが何も出なかったそうだ。どんなことをしても吐かせろとの命令だ。 亜希は少しほっとした封筒が見つからないうちは、おとうさんの命は大丈夫。きっと私たちも。 真希と有希がここにいるとしたら、2人とも自白してないってことね。 でも。 |
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どんなことをしても吐かせろ。 それは今まで以上につらい拷問が与えられるということを意味していた。 男は細い縄を亜希の股間に通した。片方は亜希の両手を吊るしている天井の梁に、もう一方は滑車を通して別の男が持っていた。 さあ、もう一度聞こうか。親父から渡されたものはどこだ? 本当です・・・・信じて・・・本当に知らないの・・・・・・・ |
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そ、っか。じゃ、しかたないな。 おい、まずブロック1個吊るせ。 それを聞いて亜希は愕然とした。自分なにがなされようとしているか、理解できた。 もう1人の男が、滑車の先の縄の先にコンクリートのブロックを結びつけた。 最初だからゆっくり降ろしてやれ。 いや!いや!いや!やめて!いや! 男はブロックをそっと離した。ブロックにつながれた縄がピンと伸びた。 |
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いぎゃあああああああっ! 細い縄は下着に食い込み、亜希の敏感なところに深く突き刺さっていった。 くあああああああああっ! 地獄のような激痛が、亜希の股間を襲った。 そしてそれはいつまでも続く。 一時では終わらない激しい痛みが、亜希の恥ずかしいところを責め立てる。 |
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どうだ。これは痛いだろう。 白状したくなったら言っていいぞ。そうしたら助けてやる。 うぐうううううううっ! あああ・・痛い・・痛い・・痛い・・・・ もういや・・・・やめて・・・・ 苦しみに亜希の顔が歪む。たった10秒ほどで、亜希はもう限界だと思った。 |
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あああ・・・うううう・・・痛い・・・・・・・ じりじりと縄が亜希の恥ずかしいところに食い込んでくる。 縄を通されただけでも顔から火が出そうななくらい恥ずかしいのに、奥の方まで食い込んで来るなんて。 いや・・・ゆるして・・・・・・・・ 恥ずかしさと痛みで亜希はすでにもう頭がおかしくなりそうだった。 |
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ああっ!あう!あう!ああああああっ 少しでも動くと、敏感な部分がすさまじい痛みにさいなまれる。 じっとしていても痛みが伝わってくるが、亜希はじっとその痛みに耐えるしかなかった。 ううう・・・あああ・・・痛い・・・ぐう・・・ 1分が経った。少し痛みに慣れて来はしたが、痛みは軽くなるどころか次第に亜希の身体全体に重く広がっていった。 |
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まだ言わないのか。意外にがんばるな。 おい、もう1つだ。 男がブロックをもう1つ取り付けようとした。 亜希はそれを見て狂ったように叫んだ。 いや!いや!もういやああああ! もうやめてええええええっ! |
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男は、ブロックを結び付けていた男を手で制して言った。 じゃ、本当のことを言うんだな? 亜希はもうどうしていいかわからなかった。 1つでもこんなに痛いのに・・・もう1つなんて・・・・ わたし・・・・きっと耐えられない。 |
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しかし、その瞬間、かわいい妹たちが吊るされて鞭で打たれている姿が、脳裏に浮かんできた。 だめよ。亜希。みんなも耐えているのよ。あなたも耐えなさい。 亜希は口を開いた。 本当に・・・・・何も・・・・・・・ 何ももらって・・・ない・・・・・・・・・ それを聞くと、男はもう一人の男に無言で合図をした。 男はブロックの手を離した。 |
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ぎゃあ!ぎゃああっ!ぎゃあああああああっ! ブロックが勢いよく縄を引っ張った。 細い縄が、獲物を狙う獣のように、亜希の恥ずかしい部分に向かって食い込んでいった。 激しい痛みが、亜希のその敏感な部分1点に集中した。 激痛が亜希の股間から身体を駆け抜けた。 亜希はこれ以上で出ないかと思えるような大きな声を出して絶叫した。 その激痛は想像を絶した。 |
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ぎゃう!うぎゃあああああああっ! 2つのブロックがぶつかり合ってがちがちと音を立てている。 その度に振動が縄を伝わって、亜希の敏感なところを責め立てる。 はがっ!うがっ!うぐううううっ!あう!あう! 獣のような苦痛の叫びが部屋に響き渡る。 亜希は激しい痛みに泣き叫んだ。 亜希はいつまでも苦しみ続けた。 |
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ああああ・・・うううううううう ブロックの揺れが収まっても、亜希の大切なところの苦痛はいつまでも続いていた。 亜希の苦痛はもうはるかに限界を超えていた。 いたい・・・・あああ・・・・ もうゆるして・・・・・・ 亜希は涙を流して許しを乞う。 しかし、それは声にならなかった。 |
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うううう・・・・あぐうっ!・・・あああ・・・・ 苦痛に少しでも身をよじると、何倍もの苦痛が股間に押し寄せる。 いつまで経っても苦痛のみが与えられる、まさに地獄の苦しみだった。 あああ・・ぐうっ!・・・痛い・・・・ああっ!・・・ 全身に脂汗が噴き出している。 亜希は股間に襲い来る激痛と必死で戦っていた。 |
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はうううっ!・・・くうう・・・・痛い・・・・ これ以上もう無理。 亜希は何度もそう思った。 しかし、亜希はじっと苦痛に耐えていた。 くうう・・・いたい・・・・ああっ! いつになったらこの苦しみが終わるの? 亜希はくじけそうになるのを必死に耐えた。 |
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いたい!・・・あああ・・・・もう・・・・ぐううっ! 亜希はこの苦痛から逃れたい葛藤と戦っていた。 もういや。そう叫んで何もかも話してしまいたかった。 でも、妹たちもこんな苦痛を味わっているのかもしれない。 そう思うと、決して何も口にはするまいと改めて心に誓った。 ぐううう!・・・ああ!・・・痛い!・・・もういや・・・ 恥ずかしいところを責められ続けてもう3分が経った。 |
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ぐうううううっ!あああ・・・痛い・・・痛いの・・・ 痛さに思わず身体が動くと、縄がさらに食い込んでいく。 また新たな痛みが亜希の股間を襲う。 その度に、涙が溢れて頬を伝う。 あうっ!ぐうっ!もう・・・いや・・・ゆるして・・・ 亜希の恥ずかしいところを責め続ける激しい痛みに、亜希は必死に耐えた。 話してはいけない。亜希は歯を食いしばって、懸命に耐えていた。 |
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どうだ。まだがんばるのか? ああ・・ぐうううっ!・・・・だって・・・・ ほんとうに・・・あう!痛い!・・・・なにも・・・ ・・・ぎゃあああ!・・・・もらってない・・ あまりの痛みに亜希はまともに話すこともできなった。 激痛に耐えながら、ようやくそれだけ言った。 |
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あああ・・・ぐうっ!・・・いたい・・・・ よし。じゃ、しばらくそのままでいてもらおう。 男たちはそう言って椅子に座ってしまった。 いや・・・・・・・・・・ その言葉に、亜希はおかしくなってしまいそうだった。 あっ!・・・ぐううう・・ああっ!・・いたい・・・ 亜希はずっとずっと苦しみ続けた。苦痛にただ耐えるだけ。それだけだった。 |
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