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亜希が太ももの鞭に泣き叫んでいる頃、真希への壮絶な鞭打ちもまだ続いていた。 びしっ!ああっ! びしっ!ぎゃっ! びしっ!ああっ! どうだ!痛いか!もう吐け! 男は、真希のお尻目掛けて鞭を振り続けていた。 |
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びしっ!あううっ! びしっ!ふああっ! びしっ!きゃああっ! 一本鞭は、いつまでも重くつらい苦しみを真希に与え続けていた。 もうお尻への鞭は100以上続いている。 真希のお尻は真っ赤に腫れあがっていた。 |
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びしっ!あうっ! びしっ!いああっ! びしっ!くあああっ! しかし、一本鞭の一撃一撃は鋭い痛みを真希の身体に刻みつけ、真希はそのたびにお尻をくねらせて苦しんだ。 鞭を打ち続けるのに疲れたのか、男の手が止まった。 |
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はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・・・・・・ あああ・・・ああ・・いたい・・・もう・・・・ああ・・ だめ・・・・・もう・・・・・ゆるして・・・・・・・ 真希はいつまでも残る鞭の痛みに、うなされるように苦しんでいた。 どうだ?もう言う気になったか? |
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あああ・・・・・もう・・・ゆるしてください・・・・・ もう・・・・・いや・・・・いたい・・・・・・ もうこれ以上この苦しみに耐えることなど、きっと無理・・・真希はそう思った。 封筒のことを話して、この苦しみから解放されたかった。 生まれて初めてそのか細い身体に鞭を受けた女の子の、それが正直な気持ちだった。 あああ・・・・もう・・・・・・・・・・・・・・ |
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びしっ!ぎゃあっ! ああ・・・・いや・・・やめて・・・・・・・・・・・ 吐かないのなら続けるぞ。やめて欲しかったら言うんだ。 あああ・・・・・もう・・・いや・・・・・・・・・ でも、真希は封筒のことは口にしなかった。 父親の命を危険にさらすことは間違いないのだ・・・・ このことは絶対に話してはいけない・・・・ |
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びしっ!あっ! びしっ!ぎゃっ! びしっ!ぎゃあああっ! 真希が黙っていると、また一本鞭が飛んできた。 そうか。言わないのなら仕方がない。 めった打ちにしてやろう。 男は独り言のように言った。 |
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いや・・・・・・ 真希は身体を固くして目を閉じた。 よし!いくぞ! いやあああああああああっ! 覚悟を決めていても、これまでの激痛がまた始まるかと思うと、真希は叫び声を上げた。 しかし、容赦のない一本鞭が、真希に襲いかかっていった。 |
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びしっ!ぎゃあっ! びしっ!ぎゃああっ! びしっ!ひぎゃあっ! 弾けるように、真希の身体が飛び跳ねた。 また焼け付くような一本鞭の激痛が真希の身体を襲う。 泣いても叫んでも、鞭の手が止まることはなかった。 |
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吐くんだ。 びしっ!ぐぎゃあっ! 吐くまでやめないぞ。 びしっ!がああっ! いい加減に吐け! びしっ!はぎゃあっ! 男は怒鳴りながら、一本鞭を真希の身体に次々と打ち据えた。 |
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びしっ!ぎゃああっ! びしっ!ぎゃあああっ! びしっ!あぎゃああっ! 真希のお尻に真っ赤な鞭の痕が何本も刻まれて、真希の白い柔肌はもう真っ赤に染まっていた。 もういや・・・・やめて・・・・・ 真希はくじけそうになりながら、懸命にこの激痛と戦っていた。 |
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まだか! びしっ!うぎゃあああっ! 言え! びしっ!ぐぎゃあっ! 言うんだ! びしっ!ふぎゃああっ! しかし、若くか細い真希にとって、この一本鞭連打はあまりにも過酷過ぎた。 |
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びしっ!ぎゃああっ! びしっ!あ! びしっ!あん・・・・・ん・・・・・・・・・ 限界を超えた激痛に、真希は意識を失ってしまった。 ・・・・・・・・ しかし・・・・ 男は失神した真希に一本鞭を振るい続けた! |
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びしっ!う! びしっ!う! びしっ!ううっ!・・・・あああ・・・・・・ かわいそうに、真希は苦しみのあまりまた意識を取り戻してしまった。 |
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どうだ。苦痛で目が覚めた気分は。 あああ・・・もう・・・・・だめ・・・・・・ やめて・・・・・・ だったら吐け! 吐かないと・・・・・・・・ |
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びしっ!ああっ! この苦しみがいつまでも続くんだぞ。 どうだ? びしっ!ぎゃああっ! 言う気になっただろう。 もう・・・・いや・・・・・・ ・・・・・ああああ |
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真希は意識が朦朧としていた。ふっ、と、父親から渡された封筒のことを口にしそうになった。 あわてて頭を振る真希。 いけない。話してはいけないの。 いけないのよね・・・・おとうさん・・・・・ 真希はいつまでも続く地獄のような苦しみに、もうくじけてしまいそうだった。 おとうさん・・・・助けて・・・・・・・・・・・ |
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まだ言わないか。 言い終わらないうちに、また一本鞭が飛んできた。 びしっ!ぎゃああっ! びしっ!うぎゃああっ! びしっ!ぎゃううっ! また、真希が狂ったよう暴れて、泣き叫ぶ、一本鞭の地獄が始まる。 |
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びしっ!ふぎゃあっ! びしっ!ぐぎゃっ! びしっ!ぎゃあああっ! いつまでも続く鞭の苦しみに、真希は身体がぐったりと重かった。 でも鞭で打たれると、弾かれたように身体が激痛に反応する。 その繰り返しだった。鞭は止まらない。涙も止まらない。 |
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びしっ!ぎゃあうっ! びしっ!うぎゃっ! びしっ!ひぎゃあっ! 鞭は無情にも、真希の身体を激しく痛めつけ続けた。 真希はもう意識もはっきりしていなかった。ただ、痛みに耐え、叫び、泣くだけだった。 もう、つらい。これ以上つらいことなどこの世にないのではないだろうか? |
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びしっ!ひぎゃああっ! びしっ!うぎゃああっ! びしっ!ぎゃあああっ! もう、鞭の数は200を超えただろうか。 激しい鞭の痛みに、真希は身体中が痙攣していた。ただ鞭に打たれて絶叫する人形のようだった。 しかし、朦朧とする意識の中で、真希は決して封筒のことは口にしようとしなかった。 |
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びしっ!ぎゃああああっ! びしっ!あう!! びしっ!・・・・・・・・・・・・・ 真希の身体はもう限界だった。いや、はるかに限界を超えていただろう。 これだけの鞭を浴びても決して封筒のことを話さなかった真希は、2度目の失神をした。 |
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