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あああ・・・痛い・・・ああ・・・・ううううう 昼休みになってもまだ瞳は苦しみ悶えていた。 担任の教師がやってきて言った。 これから我々は昼休みだが、おまえはここで反省してろ。 午前中は随分みっともなかったようだな。 午後はちゃんとやれ! |
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そう言って、教師は尖った洗濯板のようなものを持ってきた。
そして、瞳を後ろ手に縛ってその上に座らせた。 いや・・お願いします・・・もう許してください! 瞳は叫んだが抵抗する体力は全くなかった。 |
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ぎゃあああああ!いたあああああ! 正座して体重がかかると、鋭角の固い木の棒が 瞳の膝や脚に容赦なく食い込んできた。 まだ股間には激しい痛みが残っていたが、 新たな激痛が膝と脚に走った。 ぐううううううう!痛い!あうううううう! うぐううあああ!や!・・めて!あううう! 瞳はうめき声をあげて痛みに耐えた。 |
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重石は勘弁してやるから反省して座ってろ! いいな! そう言って教師は出て行った。 瞳は誰もいない部屋に取り残された。 そして痛さのあまり叫んだ。 ぐあああうううう!痛い!痛い!いたああああい! |
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叫んでも誰も聞いてくれない。
助けてくれる人はいない。
もっとも、教師が居たところで助けてくれはしないのだが。 はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・ うぐ・・・あ・・・・・う・・・・・ 瞳は立ち上がってこの恐ろしい三角の板から降りようとしたが、 そんな体力は残っていなかった。 それよりも、少しでも動くと鋭い痛さが瞳の脚を襲った。 |
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ああ・・・・あああ・・・痛い・・・・・ ぐうううう・・・・もういや・・・ もう枯れ果てたと思った涙がまた溢れてくる。 瞳はじっと動かずに痛みに耐えた。 しかし、じっとしていても尖った三角の木が瞳の膝や脚に食い込んでいく。 |
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ぐうううう・・あああ・・・ もう・・・・だめ・・・・ あまりの痛みに少しでも身体を動かそうものなら、 新たな激しい痛みが瞳を襲う。 あう!痛い!あああああ!いや! うぐぐぐうう・・・・・ああああ 誰もいない部屋で瞳は脂汗をたらして苦しみ続けた。 |
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お願い!助けて!先生! 瞳はあまりの痛さに叫んだ。 叫んでも激痛は増すばかりだった。 あああああ・・・・痛い! ひ・・膝が・・・いたい・・・・・ もういや・・・・あう・・・・ うぐっ・・・・ぐっ・・・ぐあ・・・・・・ 瞳の膝はもう感覚がなかった。意識ももう朦朧としていた。 |
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長時間の苦痛にふうっと瞳の意識が遠ざかった。 頭が下がる。すると新たな激痛を呼び、瞳の意識が戻る。 ぎゃあ!痛い! そしてまた苦痛にうめき声を上げる。 あ・・・ぐうう・・・痛い・・・・・・ あう・・・・ひざ・・・・いたい・・・ うめき声だけがだれもいない部屋に響く。 |
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意識が遠ざかりかけて身体が動き、
激しい痛みでまた少し意識を取り戻す。 はぎゃ!・・・うぐっ・・・いや・・・・ あぐ・・・・・はぐうう・・・・・・ この繰り返しがいつまでもいつまでも続く。 瞳は果てしなく苦しみ続けた。 ぐあっ・・・・うあああああ・・・・・・・・ うぎゃ!・・・・あ・・・・・ぐ・・・・・ |
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よし、昼休み終わりだ。 瞳には何十時間にも思えた40分の昼休みが終わって教師が入ってきた。 反省できたか。では5時間目だ。 あまりの痛みに瞳は声が出ない。 次の授業の準備に引き立てられていく瞳の膝には何本もの赤い線がくっきりと記されていた。 |
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