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びしっ!あう! 瞳は太腿のあたりに鋭い痛みを感じて意識を取り戻した。 今度は瞳は両手を後ろ手に、特訓台に縛り付けられていた。 さあ、2時間目の授業を始めるぞ。 数学の教師が革の鞭を持って瞳の前に立っていた。 あ・・・・・ |
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もう、鞭はいや・・・・ 瞳は心の中でつぶやいた。しかし、前向きな瞳は気持ちを切り替えた。 今度は、がんばらなきゃ・・・ では、数学の授業を始める。問題に3分以内に答えるんだ。 できなかったら罰が待ってるからな。がんばれよ。 |
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まずこれ。1000を正の整数nで割ったら余りは38になった。
このようなnの最小のものを求めよ。 えっと・・・・・・・・ 1000-38は962。962は2で割れて・・・・481。 481は・・・・・ あ、13で割れる。37です。 |
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ばかもん!余りは38と言っただろう! 答えは38より大きい約数の最小値、74だ。 このくらいすぐ計算しろ。 1問目不正解。罰は鞭10回だ! いやああ! |
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びしっ!あうっ! びしっ!あうっ! びしっ!あううっ! 革の鞭が10回、瞳のお腹に打ち付けられた。 鞭で打たれるたび、瞳の身体に激痛が走った。 瞳は歯を食いしばって痛みに耐えた。 10回の鞭が終わった。 |
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あああ・・・痛い・・・・・ よし。では次。 三角形ABCで角A=60°、角B=20°、AB=1のとき、1/AC-BCの値を求めよ。 え?なになに・・・・ ああ。わかんない。えーっと・・・・ |
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3分。時間切れ。 今度は鞭は倍になるぞ。 20回。行くぞ。 いや!許してください! |
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びしっ!ああっ! びしっ!あううっ! びしっ!ああううっ! 革の鞭の鋭い痛みが瞳を襲う。 瞳は鞭で打たれるたびに絶叫して苦痛に耐える。 涙が溢れ出してくる。 |
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びしっ!ああ! びしっ!あうっ! びしっ!ぎゃあああっ! 20回の鞭はなかなか終わらなかった。 鞭は瞳の太腿に打ち込まれる。 そのたびに瞳の白い太腿が赤く染まっていく。 |
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はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・ 20回の鞭打ちを終えて瞳の息が荒くなった。 鞭の痛みがいつまでも身体中に残る。 では、次の問題。 しかし瞳は痛さのあまりもう集中できなかった。 |
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気が付くともう問題が読まれていた。 え?もう一回・・・・ しかし、教師は何も言わず、時間が経った。 時間切れだ。だめだなぁ。お前は。では40回。 いやーっ! |
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びしっ!ぎゃああ! びしっ!ぎゃあっ! びしっ!ぎゃああっ! 鞭が激しくなったのか、瞳は一段と大きな 叫び声を上げて悶え苦しんだ。 瞳の太腿はもう真っ赤に腫れあがっていた。 その腫れた太腿に容赦なく鞭が打ち込まれる。 |
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びしっ!ぎゃああああ! びしっ!くぎゃあっ! びしっ!うぎゃあっ! もう瞳は耐えているというより、 ただ鞭の激痛に身体が反応しているだけだった。 先ほどまでの絶叫が次第に力がなくなってくる。 あああ・・・・もうだめ・・・・ |
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びしっ!あ! びしっ!あ! びしっ!あう・・・ん・・・・・・・ 瞳は何度か短い叫び声を上げて、 苦痛に顔を歪めて、ついに失神した。 一本鞭とお尻への鞭打ちの痛みがまだ癒えていない瞳の身体に、 革の鞭は十分すぎる苦痛を与えた。 |
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びしっ! びしっ! びしっ! 教師は40回になるまで鞭を打ちつづけた。 瞳は失神したまま、鞭を受けたが、失神したままだった。 鞭が終わると教師は特製の覚醒スプレーを瞳の太腿にかけた。 瞳の身体がびくびくっと反応した。 |
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ぎゃあああああああ! 痛い!痛い!いたあああああ! いやあああああ!やめて!いやああああ! 助けて!いやあああ! 瞳は激痛で覚醒させられた。 |
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では、次の問題。 瞳がまだ苦痛の叫びを上げ続けていたが、 教師はもう問題を読み始めた。 いやあああああああ! ああああああああ! しかし瞳はいつまでも苦しみに悶え、 のた打ち回る。 |
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瞳は問題を解くどころか、聞くこともできなかった。 いつまでもスプレーの痛みが続き、身体をくねらせる。 時間切れだ。では鞭80回。 あううう・・・・あう・・・・ |
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びしっ!ぎゃあああっ! びしっ!ぎゃあああああっ! びしっ!うぎゃあああっ! スプレーの痛みが残る太腿へ、鞭が打ち込まれた。 たまらず瞳は絶叫する。 鞭で身体が跳ね上がり、涙が吹き飛ぶ。 |
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びしっ!ぎゃああっ! びしっ!ぎゃあああっ! びしっ!ぎゃあああああっ! いつまでも鞭が瞳の身体に打ち込まれる。 瞳はもう叫び声を上げるだけの人形のようだった。 |
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びしっ!あう! びしっ!あうう! びしっ!あああっ! いつまでも鞭は続いた。 スプレーの痛みに鞭の痛みが重なって、 もう何が何だかわからなくなってきた。 瞳の意識はもうこの苦痛から逃れたい、それだけだった。 |
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びしっ!あう・・・・ びしっ!あうう・・・・・ びしっ!あああ・・・・・・ 瞳の反応はほとんどなくなっていた。 よーっし。これで80。 そう言って教師が思い切り鞭を打つと、 鞭は瞳の恥ずかしいところを直撃した。 |
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ぎゃ! 瞳は短く叫んで、そのまま失神した。 またお休みか。まあいい。あと5分で終わりだから今日はこれで終了。 そう言って、失神した瞳を残して教師は特別教室を出て行った。 |
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