エリート女子学院 指導3 特別教室
ホームルーム ≪朝礼≫


エリート女子学院 指導3 特別教室


瞳は特訓台と呼ばれる十字の木の棒に固定されていた。
初めて見る教師がそこに立っていた。 特別教室の担任教師だ。

瞳は恐怖に怯えて震えていた。
特別教室行きは年に数人。その恐ろしさは噂には聞いているが、 ここで何が行われるかは瞳もよく知らない。


エリート女子学院 指導3 特別教室


長谷川瞳君。特別教室にようこそ。
分かっていると思うが、君は週末テストで 3回目の最下位という不名誉な記録を達成した。そうだな。

は、はい。

蚊の泣くような声で瞳は答えた。

そこで、今日は君に特別補講を実施する。授業をしっかり 身体に刻み込んでやるからそのつもりで。いいな。

瞳は、もう泣き出しそうだった。しかし、教師は続けて言った。


エリート女子学院 指導3 特別教室


では、まず通常の最下位の反省から受けてもらう。

反省!そうだった。また、あの苦しみに耐えなくてはいけないのね。
瞳は思わず言った。

い、い、いや。

しかし、教師は瞳を教室の別の端の方に連れて行った。


エリート女子学院 指導3 特別教室

ぎぎぎぎっ。

縄の軋む音がして、瞳は両手を天井から吊るされた。

あ、ああ、いや。

縄が締まって手首に痛みが走った。
しかし、そんなことで許されるエリート女子学院ではないことは、 瞳もいやと言うほど思い知らされていた。


エリート女子学院 指導3 特別教室

いつもの最下位の反省だが、特別教室歓迎の場合はこいつだ。

特別教室の担任教師は鞭をひゅうひゅううならせて言った。

この一本鞭は普通の鞭と違って相当痛いから覚悟しろ。
では、一本鞭100本!
歯を食いしばれよ!いくぞ!


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!
ぎゃあううう!

服の上からにも関わらず、瞳は激痛のあまり息が止まりそうだった。
焼け火箸が押し付けられたような激痛だった。
瞳も何度か体罰は受けていたが、こんなに痛い鞭は初めてだった。

いやあああああ!やめて!


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあう!
びしーっ!ぎゃあああ!
びしーっ!ぎゃううん!

教師はいきなり10回の一本鞭を瞳の身体に与えた。 瞳は激痛にのた打ち回って苦しむ。

あう!あう!あう!いたあい!

鞭が止まっても、瞳は苦しみつづけた。


エリート女子学院 指導3 特別教室

はぁ。はぁ。はぁ。
痛い!痛いです!先生。
お願いします。もう許してください。

教師は瞳の言葉を無視して言った。

あと、90だ。エリート女子学院の生徒として恥ずかしくないよう、がんばるんだぞ。
次は20回連続!


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあ!
びしーっ!いやああ!
びしーっ!ぎゃあああ!

1回鞭で打たれる度に、焼け付くような激しい痛みが瞳の身体を襲う。 そのたび叫び声を上げて悶え苦しむが、すぐにまた次の鞭が瞳に激痛を与える。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあうう!
びしーっ!ぎゃう!
びしーっ!ぎゃああっ!

すさまじい痛さに涙が溢れ、次の鞭で思わず身体がのけ反ると涙はすべて飛び去ってしまう。 服の下の瞳の身体には幾筋もの紅い鞭の痕が刻まれる。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあ!
びしーっ!ぎゃううう!
びしーっ!ぎゃあああっ!

よし、30。

そう言って教師は手を止めた。

くうううう。あううう。

瞳はいつまでも身体をよじって苦痛に喘いだ。


エリート女子学院 指導3 特別教室

痛い!ああああ、いたいの。
うううう・・・先生・・・もうやめて・・・・

瞳はうめいた。
教師は鞭をひゅうひゅう振りながら言った。

さ、どんどん行くぞ。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ふぎゃあ!
びしーっ!あううっ!
びしーっ!ぎゃああっ!

少し間が空いた後の鞭は、瞳の身体に一層激しい苦痛を与えた。
泣き叫ぶ瞳。
再び一本鞭の嵐が瞳の身体を襲う。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃああっ!
びしーっ!ぎゃあっ!
びしーっ!ぎゃあああっ!

鞭が打ち込まれるたびに瞳は狂った様に跳ね上がり、苦痛に顔を歪める。 その後、ふっと意識が遠ざかるような空虚な表情が浮かぶ。 しかし、また次の鞭の激痛が表情を歪める。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃああっ!
びしーっ!ぎゃうん!
びしーっ!ぎゃあっ!

さあ、これで60だぞ。

ああ・・・・いたい・・・・
せんせい・・・・もう・・・・・・


エリート女子学院 指導3 特別教室

瞳の足はぶるぶる小刻みに震えていた。

あああ・・・もう・・・だめ・・・・

瞳はすでに身体に力が入らなかった。
まだ、特別教室の授業は始まっていないと言うのに。

よし、休憩はもういいな。
では残り40一気に行こう。


エリート女子学院 指導3 特別教室

いやあ!

びしーっ!ぎゃあああっ!
びしーっ!ぎゃああうっ!
びしーっ!ぎゃああああっ!

再び絶叫が始まる。
恐ろしい激痛の一撃一撃に、瞳は身体を跳ね上がらせる。
しかし、瞳の若い身体にも、あまりに一本鞭の痛みは激しすぎた。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあああっ!
びしーっ!あ!
びしーっ!あう・・・・・・・・・

ついに瞳は苦痛に耐え切れず失神した。
しかし、教師は鞭を止めない。
失神した瞳の身体が、延々と一本鞭に切り刻まれる。


エリート女子学院 指導3 特別教室

瞳は失神したまま20回以上一本鞭で打たれつづけた。

びしーっ!あ。
びしーっ!あう。
びしーっ!ぎゃああああ!

そして瞳は、そのあまりの激痛に意識を取り戻した。


エリート女子学院 指導3 特別教室

びしーっ!ぎゃあっ!
びしーっ!ぎゃう!
びしーっ!ぎゃあああああっ!

よし、100と。

100の一本鞭が瞳の身体に100本の赤い線を刻んだ。

くうううううう。あううううう。

瞳は身体をくねらせていつまでも続く苦痛に身悶えていた。


エリート女子学院 指導3 特別教室

うっ。うっ。うっ。うっ。

思わず涙がどっと溢れてきた。
でも、瞳は思った。

この罰に耐えなきゃいけないんだわ。
私がバカだからいけないの。
そう、私のせい・・・・


プロローグへ戻る

1時間目へ

当サイトの内容の無断使用は固くお断りします。