機密捜査官J File-7 三姉妹を救出せよ
第1章 ≪真希≫ お尻鞭打ち




真希は、意識を取り戻すと、壁に向かって両手を固定されていて身動きができない状態だった。

いきなり車に押し込められて、何かを嗅がされて意識を失ったところまでは覚えているけど・・・
・・ここは?

周りが良く見えないが、陰気な部屋だ。
どこからともなく、背後から男が近づいてきた。

起きたか。
早速だが、親父がおまえに何か渡しただろう。どこにある?

真希は後ろ向きに拘束されたことに感謝した。 でないと、一瞬表情が変わったのを見られてしまっただろう。
真希は落ち着いて話した。




何のこと?
それよりあなたは誰なの?
どうしてこんなことするの?

そう言いながら、真希は頭をめぐらした。
どうやら、おとうさんからもらった封筒のことを探しているようね。 だったら絶対話すわけにはいかないわね。 でも、だとしたら、おとうさん・・・だいじょうぶかしら。




びしっ!あうっ!

意表を突いて、鞭がいきなり真希のお尻に飛んできた。
それは、細い短い一本鞭だった。
生まれて初めて知る鞭の痛さが、薄いスカートを通して鋭く伝わってきた。 真希は苦痛に顔を歪めた。

くう・・・痛い・・・・・・なにするの!

聞いたことに答えるんだ。




びしっ!あっ!
びしっ!あうっ!
びしっ!くあっ!

今度は3回続けて真希のお尻に鞭が飛んできた。 あまりの痛さに思わず叫び声が上がる。

あああ・・・・・痛い・・・・痛いよ・・・




びしっ!あうっ!
びしっ!ああっ!
びしっ!ぐっ!

おい!親父から何か預かってるんじゃないか?
正直に言え!

苦痛に表情を歪めながら、真希は男のその言葉に安堵した。

おとうさんが私たちに封筒を渡したことは確証があることではないのね。 よかった。何も話さなければ大丈夫ね。




真希は苦しみの表情で言った。

何のことかわかりません。それよりこれをはずして。

そうか。言いたくないならもっとそのケツに聞いてみようか!

男は、鞭を両手でパンパン音を鳴らしながら言った。

真希は青くなった。今の痛みをまだ受けるなんて・・・

用意はいいか?




いやああああっ!

びしっ!ああっ!
びしっ!はあっ!
びしっ!いたいっ!

言うと同時に男は鞭を真希のお尻に打ち込んだ。 すさまじい痛みが真希を襲った。
鞭がひゅうひゅうと音を立てて次々と真希の身体に飛んでくる。




びしっ!あううっ!
びしっ!いやっ!
びしっ!ぐあっ!

立て続けに襲ってくる鞭の痛さに、真希は大きな叫び声を上げた。 激しい痛みが真希の身体に突き刺さってくる。
鞭から逃れようとしても、両手を固定されていて真希は身動きできなかった。




びしっ!うあっ!
びしっ!あううっ!
びしっ!あああっ!

スカートを履いていても、一本鞭の痛みは激しくすさまじかった。 真希は一撃ごとに焼け付くような痛みを感じた。
スカートの下では激しい鞭打ちの痕が何本もくっきりと真希の柔肌に刻み込まれていった。




びしっ!うっ!あっ!
びしっ!ふぐうっ!
びしっ!がああっ!

次から次に休む間もなく鞭が真希のお尻に飛んでくる。 痛さに、真希の目からは大粒の涙が溢れてくる。
男は30回程続けて一本鞭を打つと、手を止めた。




はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・・
痛い・・・・もう・・・・やめて・・・・

真希はいつまでも鞭の痛みに苦しみ、そして悶えていた。

どうだ。言う気になったか?
正直に言わないといつまでもこの鞭で痛い目に会うぞ。




私、こんな痛みに耐えられるのかしら・・・

でも、話せばおとうさんをどんな危険な目に合わせるかわからない。 それに、こいつらに本当のことを言っても簡単に逃がしてくれるとは思えない。
だまっていなくては・・・・・

そう考えると、真希は口を開いた。

お願いします。本当に何ももらってません。
信じてください。だからもううちに帰してください。




そうか。だが、吐くまで責め続けろとの命令だ。 助けて欲しかったら早く話すことだな。

吐くまで責め続ける?その言葉に真希は気が遠くなりそうだった。

お願いです。本当に何ももらってないの。
だから・・・・・だから助けて。

そうか。わかった。もっとだな。

そう言って男は鞭を振り上げた。




びしっ!はあっ!
びしっ!くああっ!
びしっ!いやああっ!

一本鞭が真希のに襲い掛かってきた。
鞭の乾いた大きな音と共に、鋭い痛みが真希の身体を苦しめる。
一本鞭の一撃一撃に真希は身体をくねらせて苦痛にあえいだ。




びしっ!あううっ!
びしっ!いたいいっ!
びしっ!やああっ!

真希のお尻を目掛けて一本鞭が飛んでくる。
鞭で打たれるたびに、焼け付くような痛みが真希を苦しめる。
いつまでも続く激しい痛みに真希は狂ったように泣き叫んだ。




びしっ!あうううっ!
びしっ!あああっ!
びしっ!ぎゃっ!

地下室にすさまじい鞭の音が響く。
どんなに泣いて叫んでも、鞭の手が緩むことはなかった。 男は力いっぱい一本鞭を真希のお尻に振るい続けた。




びしっ!うぐううっ!
びしっ!ぎゃうっ!
びしっ!もういやああっ!

息つく間もなく、また30程の一本鞭を真希に打ち据えると、 男は鞭の手を止めた。

はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・

真希は身体全体で大きく息をしていた。
鞭の痛みで真希のお尻は張り裂けそうだった。




あああ・・・あああ・・・もう・・・いや・・・

真希は泣きながらいつまでも苦しんでいた。

どうだ?鞭の痛みは?
もうやめて欲しいだろう。さあ、正直に吐くんだ。
親父さんが何を渡しただろう。

本当です・・・何も・・・もらってません・・・・・・・・




そうか・・・・それでは続けるか。
さっきも言ったが吐くまで責め続けろと命令されている。

いや・・・・お願い・・・・
もうやめて・・・・・・・・・
お願い・・・・助けて・・・・・・・

真希の願いなど無視して、男は鞭を振り上げた。

いや・・・いや・・・いやあああああっ!




びしっ!あううっ!
びしっ!ぎゃあっ!
びしっ!うぎゃあっ!

男は再び真希の身体めがけて一本鞭を打ち始めた。
また、すさまじい痛みが真希を襲う。

痛い。痛い。痛い。

真希は襲い来る激痛に泣き叫ぶだけだった。




びしっ!ふぎゃあっ!
びしっ!がああっ!
びしっ!ぎゃあうっ!

いつまでこの苦しみが続くのだろう。

そう思うと真希は絶望感でいっぱいになった。
でも、封筒のことを話すわけにはいかない。
もしかしたら、父親の命を危険にさらすかもしれないのだ。
真希は朦朧とする意識の中で、懸命に激痛に耐えていた。




びしっ!ぎゃあっ!
びしっ!うあああっ!
びしっ!ぎゃあああうっ!

そして、真希のけなげな心など無視して、激しい鞭とすさまじい叫び声が、 いつまでもいつまでも地下室に響いていた。


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