機密捜査官J File-6 スカイ・プロ
第8章 電流




うぎゃっ!

気を失っている間に、絵里香の乳首と股間には 電極が取り付けられていた。
強力な金属のクリップなので、それで挟まれているだけで 鋭い痛みが絵里香を襲っているはずだったが、 絵里香はもうそんな痛みは感じなくなっていた。

ひぎゃっ!

しかし、この両方の敏感な部分に電気を流されると、 絵里香は弾け飛んで苦痛に顔をゆがめた。




もう・・・・やめて・・・・・・・

ほう。やめて欲しいか。吐くまでもう少しだな。

男の言った言葉は、間違ってはいなかった。
絵里香はもうおかしくなる寸前だった。
本当にもういつ組織や捜査のことを自白してもおかしくない、 そんな状態だった。

お願い・・・・・・もう・・・・・・・
ゆるして・・・・・・・・・・・・




ひぎゃあああああああああああっ!

高圧電流が絵里香の股間と乳首を襲った。

あぎゃあああああああああああっ!

すぐに気が狂ってしまいそうな、そんな恐ろしい苦しみだった。

うぎゃああああああああああああっ!

電流が流れるたび、絵里香は弾かれたように絶叫して、 崩れ落ちるようにぐったりとする。




ふぎゃあああああああああああああっ!

どうだ。つらいだろう。
特別強力なスタンガンの電流だ。20万ボルトだそうだ。 気が狂いそうなくらい痛いだろう!

あああ・・・いや・・・・・・・・・

よし、改めて聞こう。
お前は何者だ。何のために潜入した。

うううう・・・・・・・・・・・・・・




ひぎゃああああああっ!

そら、言えば楽になるぞ。どうだ?

あああ・・・・わたし・・・・・わたし・・・・・

ぎゃあああああああああああっ!

お前は?

きみ・・・・・ああああ・・・・・・・・・




ぎゃあああ!ぎゃああああああああああああっ!

きみ?きみ、なんだ?

ああ・・・・もう・・・だめ・・・・・・・・・・
自白して・・・・・・楽になりたい・・・・・・・

絵里香は心の中の誘惑にもう負けてしまいそうだった。

お前はだれだ?

うぎゃあああああああああああああああっ!




ああ・・・・いや・・・・・・ああ・・・・・・
いう・・・・・・・もう・・・・いう・・・・・
わたし・・・・・・は・・・・・・・・・・・・

だれだ?お前は?
うん?

あああ・・・・・・・いや・・・・・・・・・・・
だめ・・・・・・いっちゃ・・・・・・・・

だめ・・・・・・・・・・・・・




いわない・・・・・・・・・・・・

言わないとこれが続くぞ!

あぐううううっ!があああああああっ!
ぎゃああああああああああああああああっ!

あうっ・・・・あうっ・・・・あうっ

今度はかなり長い時間の通電だった。
絵里香は完全に放心状態だった。




もっとか?

ふぎゃああああああああああああああっ!

あああ・・・・いや・・・・・・・・・・
もう・・・・・やめて・・・・・・・・・・・・

ひぎゃあああああああああああああああっ!

しかし、絵里香の捜査官としての誇りだけが、 ほとんど意識のない絵里香を支えていた。




いやなら言え!

・・・・・・・・・・だめ・・・なの・・・・
いえない・・・・・・の・・・・・・・・・・・

ふがああああああああああああああああっ!
あぐっ!あぎゃああああああっ!があっ!
ひぎゃあああああああああああああっ!

いつまでも流れつづけるスタンガンの高圧電流に、 絵里香が気が遠くなりそうになったとき、通電は止まった。




あう・・・・・あう・・・・あう・・・・・

もう限界だろう。なぜ言わない。
助けて欲しくないのか?

もちろん助けて欲しかったし、はるかに限界など超えていた。
でも、絵里香は熱に浮かされたように、自白を拒否した。

いわ・・・・・・ない・・・・・・・・・・




そうか。じゃ、もっとだな。

あああ・・・・やめて・・・・・・・・・・・・
・・・・もう・・・・・・・・

うぎゃああああああああああああああああっ!
はがあああああああああああああっ!
あがっ!が!あ・・・・・・・・ん・・・・・・・

絵里香は大切なところを襲いつづける高圧電流の激しい痛みに、 絶叫しながらついに気絶した。




起きろ!

しかし、絵里香には失神など許されなかった。 男はスタンガンのスイッチを何度も押した。

う!が!うぐ!

通電されるたびにぐったりとした絵里香の身体が激痛に反応する。
そして7回目のスイッチを押したときだった。

はぎゃ!あああ・・・・・・・・

激しい痛みのあまり、絵里香は覚醒した。




起きたな。どうだ。まだ続けるか?

絵里香は弱々しく首をふった。

もう・・・・・・もう・・・いや・・・・・・・・
いいます・・・・・・・・・・・
わたし・・・・・・きみつ・・・・・・・・・・
そうさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あああああ・・・・・・だめ・・・・・・・




言え!
言わないと、これを押しっぱなしにするぞ!

たすけて・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なら言え!

あああ・・・・・・・・・・・・・・・

思考能力がほとんど残っていない絵里香の意識の中で葛藤が渦巻いていた。 絵里香の意識しないところで、何かが自白してしまおうとする絵里香を抑えていた。




これが最後だ。今言わないと、これを押しっぱなしにする。 どうだ?

やめて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

行くぞ!

いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じゃ、言え!




ああああああ・・・・・・・・・言わない・・・

ぎゃあああああああああああああああああっ!

その瞬間、乳首と股間に雷で打たれたようなショックと激痛が走った。

ふぎゃあああああああああああっ!あぐっ!

男は本当にスイッチを押しっぱなしにした。

ぎゃあああああああああああああああああああっ!




10秒・・・・20秒・・・・30秒が経った。

ありとあらゆる拷問に耐え抜いてきた絵里香の身体が、 さらにこんな激しい拷問に耐えられるはずもなかった。

あがっ!が!あ・・・・・・ううん・・・・・・・

絵里香は激しい苦痛にさいなまれ続けて、気を失った。




ああ・・・・ぐう・・・・・

しかし、高圧電流は絵里香の股間から乳首に流れ続けた。 電流は激しい苦痛となって、意識のない絵里香を責め続ける。 その苦痛は、絵里香に失神も許さなかった。

うがっ!

激しい苦痛のあまり気絶した絵里香は、また激しい苦痛で意識を取り戻した。




がああっ!あぎゃああああああああっ!
はぐうううあああああああああああっ!

意識を取り戻した絵里香に、電流は容赦なく襲いかかる。

はぎゃあああああああっ!ぐあああっ!
ぎゃあっ!ぎゃああああああああっ!

大切なところを襲い続ける激しい苦痛に、絵里香の自我は破壊寸前だった。




うぎゃああああっ!ぎゃあああっ!
あぎゃあっ!ぐあっ!
が!
ぐ!
あ!
あん・・・・・・・・・・・

通電され続けて3分が経ったころ。
絵里香は失神、覚醒を経て、また意識を失った。




ぐ・・・が・・・・ぎゃ・・・・うう・・・・

非情にも、男はスイッチを押したまま離さなかった。
絵里香が失神しながら苦悩の表情を浮かべている。
失神して1分。

あがああああああっ!

また絵里香は激痛のあまり意識を回復してしまったのだ。




その時だった!

パン!

ドアが蹴破られ、J2-香織が拷問部屋に駆け込んできた。
男は即座に拘束された。

絵里香!大丈夫?

香織は絵里香に駆け寄った。
絵里香は香織に微笑みかけると、また意識を失った。 しかし、失神した絵里香の顔には微笑みが残っていた。


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