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ひゅっ!びしーっ! 失神している麻衣の身体に一本鞭が振り下ろされた。 ひゅっ!びしーっ! 鞭のすさまじい音が部屋に響き渡る。 ひゅっ!びしーっ!あう!あ!あ・・・ よし、起きたな。 |
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あう・・・痛い・・・・あ・・・・・・ 激痛で失神した麻衣は、激痛で意識を取り戻した。 脇腹が焼け付くように痛い。 一本鞭の激しい痛みはいつまでも続いた。 もう・・・・やめて・・・・・・ 吐けばやめてやるって言ってるだろ? |
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ひゅっ!びしーっ! あうう!!!あう!あう! 一本鞭の先は麻衣の身体に巻きついてスピードを上げる。 そしてすさまじい音を立てて麻衣の脇腹に突き刺さる。 あまりの痛みに麻衣は身体を跳ね上がらせた。 痛い!痛い!痛い! 涙がとめどなくあふれ出てくる。 |
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あ・・・う・・・もう・・・・・いや・・・・・ 苦痛に身体がじっとしていられず勝手に動く。 いつまでも身体をくねらせて痛みに悶え苦しむ麻衣だった。 言う気になったか? そうか。まだか。 |
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ひゅっ!びしーっ! ぎゃああああ! 鞭に身体が跳ね上がる。 この鞭で打たれると身体中に電気が走ったような痛みが麻衣を襲う。 言わないのなら、たっぷり味わってもらおうか。 おねがい・・・・もう・・・やめて・・・・ |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ぎゃああああああああああ! 地獄のような一本鞭の連打が始まった。 鞭は麻衣の脇腹に幾筋もの赤い線をつけていく。 途切れることのない激しい痛みが、いつまでも麻衣を苦しみつづける。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ぎゃああああああああああ! 麻衣は、息をつく暇もなく激痛に絶叫した。 吐け! そう言いながらチーフは鞭をうならせて麻衣を打ちつづけた。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ぎゃああああああああああ! 麻衣は激痛に泣き叫びつづけた。 もう50以上は一本鞭の痕が麻衣の身体に刻まれただろうか。 チーフは鞭を止めた。 はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・ 麻衣はいつまでも苦しみつづける。 |
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どうだ、もうそろそろ吐いたらどうだ? 麻衣は自白して楽になりたかった。 しかし、機密捜査官Jの自覚がそんな事は許さなかった。 わたし・・・・知りません・・・・・ そうか。そんなにこの鞭がお気に入りか。 いや!・・・もう・・・やめて・・・・・ |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! ぎゃああああああああああ! 一本鞭の連打が再開された。 もう、吐くまで終わらない。 いやああああ!だめええええ! 麻衣の身体は鞭の痛みに激しく痙攣していた。 |
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麻衣は訓練の中で、こんな過酷な任務もあることは頭では理解していた。
しかし、実際に自分の身に襲い掛かってくるとは・・・ 鞭で打たれながら、麻衣は必死で苦しみを受け止めていた。 痛い!痛い! でも、私が自白することはありえない。 朦朧とする意識の中で、麻衣はそう自分に言い聞かせていた。 |
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しかし、それも、長くは続かなかった。 びしーっ! ぎゃあああああああああああ! ん・・・・・・・。 100を超える一本鞭の痛みに耐えてきた麻衣だったが、 再びその激痛に意識をなくした。 ちっ。またお休みか。 |
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