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男は革の鞭を持ってすぐにステージに上がってきた。 次はこれで耐久度をテストしてみましょう。 その前に、ここで、一興。 まず、この鞭で商品を覚醒させてみます。さて、何発で起きますか。 正解者には賞品としてこの商品に鞭打ち100回を進呈します。 |
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おー。 客たちはざわつきながら、自分のニックネームと、 思い思いの数を紙に記入し、 バニースタイルのコンパニオンが持つ箱に入れていった。 少女はそんなことが賭けの対象になっているとは 知らず、失神してぐったりとしたままだった。 |
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では、投票は終わったようですので、覚醒させます。 その言葉に、会場はしんと静まり返った。 静寂の中、男は失神している少女のお尻に 鞭を思い切り叩きつけた。 びしーっ! 鞭の音が会場に響き渡る。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! 男は少女のお尻に鞭を打ちつづけた。 しかし、少女は苦悩の表情のままだった。 びしーっ!びしーっ!びしーっ! なおも男は鞭を打ち続ける。 |
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びしーっ!びしーっ!びしーっ! う・・・・う・・・・・あうううう!痛い! 12発目の鞭で、苦痛のあまり少女は覚醒した。 よっしゃ! その時、会場で声があがった。 |
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皆様。ご覧のように正解は12発でした。 12発と書かれたのは・・・・えーっと、 ゾルゲ様お一人だけのようです。 ゾルゲ様。ご名答です。どうぞ前へ。 みな、思い思いのニックネームを持っている。 ゾルゲと呼ばれた男は悦びの表情でステージに近づいてきた。 ではゾルゲ様。この鞭で思う存分責めてください。 |
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少女にはどういう展開なのか全く理解できなかったが、
これから鞭で打たれるらしいと聞いて恐怖に顔が歪んだ。 痛い・・・・いや・・・やめてください・・・ では、鞭100連発。どうぞ。 い、いやーっ。 |
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びしっ! あう! おおお、いい反応じゃ。もう1発。 びしっ! ぎゃああ!いや!やめて! おお。ぞくぞくするわい。 もっとくれてやるぞ。 |
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びしっ!ぎゃああ! びしっ!いやあああ! びしっ!ぐあああ! あん・・・もう・・・いや・・・・・ 少女の目から涙がぽろぽろこぼれ落ちる。 おー、おー。かわいいのー。 もっとか? |
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びしっ!ぎゃあ! びしっ!あうう! びしっ!いやああ! おねがい・・・・もうやめて・・・・ 消え入るような声で、少女は哀願した。 だめじゃ! |
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びしっ!あう! びしっ!あううう! びしっ!うぐ! びしっ!ぐああ! びしっ!ぎゃうう! 鞭の連打に少女は泣き叫ぶ。 男はますます興奮して鞭を振るった。 |
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びしっ!あう! びしっ!ぎゃ! びしっ!ぎゃあう! びしっ!やあっ! びしっ!ぎゃあううう! ゾルゲ様。100になりました。ありがとうございました。 鞭が止んでも少女はのた打ち回って苦しみ続けた。 拍手を受けて男はステージを降りた。 100発の鞭を打たれて少女はぐったりとしていた。 |
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では、最後のテストです。 再び失神するまで連続鞭打ちです。 い・・・いや・・・・ 少女は、また失神するまでと聞いて恐怖のどん底に 突き落とされたが、もう、抵抗する力も残っていなかった。 |
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びしっ!ぎゃ! びしっ!ぐあ! びしっ!ぎゃあ! 男はさすがに鞭の扱いに慣れていた。 繰り出される鞭は1発1発激しい苦痛を確実に少女に与えた。 少女は激痛のあまり、絶叫して身悶えた。 いつまでも鞭が続く。 |
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びしっ!びしっ! びしっ!ぎゃ! びしっ!ぎゃあ! びしっ!いやあ! びしっ!あうう! びしっ!あう! びしっ!ぎゃ! びしっ!あぐ! びしっ!うぎゃ! |
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もう、少女の顔は涙と汗でぐしゃぐしゃになっていた。 客はだれも身動き一つしない。 びしっ!あぎゃ! びしっ!あうっ! びしっ!ふぎゃ! いつまでも続く激しい鞭の痛みに少女はひたすら泣き叫んだ。 |
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しかし、それも長くは続かなかった。 連続鞭が200も超えようかと言う頃。 ぎゃああああああああ! ひときわ大きな絶叫と共に、少女は失神した。 客たちはあまりのすさまじい光景に呆然とし、 拍手をし始めたのは少女が失神してしばらく経ってからであった。 |
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