機密捜査官J File-2 アージェント!
第2章 早紀。わたし、がんばるからね。




予想外にしぶといやつだな。
次はこいつで責めてみるか。
男は失神した香織を軽々と反対向きに吊るしなおした。
そして今度は細い革を束ねた鞭を手にした。

おい、まだ休憩には早いぞ!
起きろ!

そう言いながら、細い革の鞭を香織のお尻めがけて思い切り振り下ろした。




びしっ!

激痛は香織の意識を呼び戻した。

あう!
くううう・・・

朦朧とした意識に鞭の痛みが無理矢理割り込んできた。
太腿の痛みがまだ続いている。そこに新たな激痛が香織のお尻を襲った。




びしっ!あう。
びしっ!ああ。
びしっ!あうぅ。

おい、起きたか。
いい加減に吐いたらどうだ?

う・うう・・。
言ったでしょ。無駄だって・・。

男は鞭を握りなおした。

くそ!絶対に吐かせてやる。




びしっ!あうっ!
びしっ!ううっ!
びしっ!あうううっ!

鞭が続けざまに香織のお尻に打ち込まれる。

痛い。皮の鞭はさっきの竹の笞とはまた違った痛みだった。
身体に回り込んだ鞭の先が突き刺さるように痛い。
そして痛みが身体中に広がる。
香織がどんなに泣き叫んでも、鞭は止まらない。




びしっ!ああっ!
びしっ!あう!
びしっ!あうううっ!

香織のお尻に何度も何度も鞭が突き刺さる。
痛みがじんじんといつまでも身体に残っている。
香織は思わず身体をよじって痛みから逃れようとする。
香織の目から涙がぽろぽろこぼれる。




びしっ!あうっ!
びしっ!あうっ!
びしっ!あううっ!

50ほど連続して香織の身体は鞭で打たれ続けた。 香織のお尻が張り裂けそうに泣いている。
痛い!痛い!痛みがいつまでも身体に残る。

さあ言え!おまえの目的は何だ?

どんなに責められたって・・・話さないわ。




びしっ!あっ!

返事の代わりに鞭が振り下ろされた。

びしっ!ああっ!
びしっ!あああっ!
びしっ!あううっ!

いたい・・・いたい・・・あああ・・・痛い!
早紀・・たすけて・・・
もう・・・いや・・・いたい・・・

ああ。でも、話すわけにはいかない。
みんなを危険に晒すわけにはいかない。




びしっ!くうっ!
びしっ!あああっ!
びしっ!あうっ!
びしっ!ああうっ!
びしっ!ああああっ!

次に鞭が止まるまでに、香織は再び50回程の 鞭の痛みに耐えなければならなかった。 苦痛のあまり香織はもうちゃんと立っていられなかった。

香織は無意識につぶやいた。
もう・・いや・・やめて・・・




どうだ。痛いだろ。やめて欲しいだろう。
だったら早く吐くんだ。話せばやめてやるぞ。

息も絶え絶えに、香織は答えた。

ほんとに・・・しつこいわね。
言わないって・・・言ったでしょ。

そうか。もっと欲しいのか。




びしーっ!
あうううう!

今までよりも力をこめて、鞭は香織の身体に振り下ろされた。
悲鳴を上げる間もなく、次の鞭が香織を襲う。

びしーっ!
いやあああっ!

鞭は香織に休むことを許さない。




びしっ!きゃああっ!
びしっ!あううっ!
びしっ!あううっ!
香織は苦痛の叫び声を上げつづける。

30回ほどたて続けに香織の身体に鞭が打たれた。 さすがの香織も、鞭の連続にもう意識を保てなかった。

びしっ!ぎゃあああああ・・・あ・・・・・。

苦痛のあまり、香織は気絶した。




しかし、香織は気絶することすら許されなかった。

起きろ!

気絶した香織の身体をめがけて、壮絶な鞭が更に勢いを増して振り下ろされる。

びしっ!う。
びしっ!うっ。
びしっ!うっ。
びしっ!うう。
びしっ!ぎゃあああっ!

5回目の鞭で、香織の意識は覚醒した。




びしっ!うあっ!
びしっ!ああっ!
びしっ!あううっ!
びしっ!いやああっ!
びしっ!あうううっ!

続けざまに鞭が振り下ろされる。
香織の叫び声が心なしか弱々しい。

いたい・・・やめて・・・・たすけて・・・・。

いつ終わるともなく、鞭が香織を責めたてる。




びしっ!あうっ!
びしっ!あううっ!
びしっ!あうううっ!

香織の身体に激しく鞭が突き刺さる。
苦痛に香織はか弱い叫び声を上げつづけた。
身体中が痙攣している。

50回ほど激しい鞭が香織を責め苛んだ。
しかし、むりやり覚醒させされた香織の身体は そんなに苦痛に耐えることはできなかった。




びしっ!ああうう・・・う・・・う・うううん。

鞭の激痛に耐えて耐えて耐え抜いた香織の意識が、再び途絶えた。

なんてしぶといんだ。
少し休憩するか。

そのころ・・・・
早紀はちょうど目的の本を持ってレジに並んでいた。 香織がこんな壮絶な拷問を受けているとも知らずに・・・・。


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