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香織は両手を広げて縛られて、吊るされた。 おまえはあそこで何をしてた? おまえは何者だ? え? 香織は固く口を閉ざした。 そうか。普通に聞いてもだめか。 では、このかわいい身体に聞いてやる。 |
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いきなり細い竹を束ねた笞がうなりをあげて香織の身体に飛んできた。
笞は香織の腰のあたりで大きな乾いた音をたてた。 ばしっ!あうっ! 香織は笞の痛みに思わず声を上げた。 竹の笞の鋭い痛みがジーンと香織の身体に残る。 どうだ?痛いだろう。そら、もう1つ! |
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ばしっ!あうっ! どうだ、痛いか。 しゃべらなければこの苦しみがずっと続くんだぞ。 さあ.おまえが何をしていたかを素直に白状すれば許してやる。 素直に言った方が身のためだぞ。 ふん。私は何もしゃべらないわよ。 |
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ばしっ!きゃあ! ばしっ!あう! ばしっ!ああ! ばしっ!ああう! ばしっ!あうう! 笞の勢いでスカートがめくれ上がり下着が露わになる。 腰のあたりが焼け付くように痛い。 早く吐かないとこの痛みが続くんだ。 どうせしゃべることになるんだ。早く言った方がいいぞ。 しつこいわね。言わないっていったでしょ。 |
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よーし、わかった。きっと後悔するぞ。 ばしっ!ぎゃ! ばしっ!あうっ! ばしっ!あうう! ばしっ!あうっ! ばしっ!うあああ! 笞の激しい痛みが香織の身体を襲う。 今度はすぐには笞は止まらなかった。 笞。笞。そして笞。 香織の顔が苦痛に歪む。 こらえていても、笞で打たれるたびに苦痛のうめき声が漏れ、 手足が伸びあがる。 |
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叫び声を上げる余裕も与えないほど休む間もなく、
笞は続けて30回ほど香織の身体に打ち付けられた。 く。うううう。 言う気になったか? 香織はそれには答えなかった。 痛みが香織の身体にいつまでも残っている。 しかし、その痛みが和らぐ間もなく責めは続く。 |
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吐け! ばしっ!あう! ばしっ!あう! ばしっ!あうっ! ばしっ!あうう! ばしっ!あうっ! またもや30回ほど連続で、香織の身体に笞が打ち据えられた。 香織は身をよじって苦痛に耐えた。 |
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はぁ。はぁ。はぁ。 香織の息が荒い。涙が頬を伝って流れてくる。 香織はじっと痛みに耐えていた。 どうだ、吐く気になったか。 言わないといつまでも痛い思いをすることになるぞ。 しかし、香織は口を閉ざしていた。 まだ。のようだな。 |
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ばしっ!くあっ! ばしっ!あうっ! ばしっ!いやっ! ばしっ!きゃああっ! ばしっ!あうっ! 男はひたすら香織の身体めがけて笞を振り下ろしつづけた。 あまりの痛みに無意識に脚をあげて避けようとする。 しかし、笞は容赦なく香織に激痛を加えつづけた。 苦しみ悶える香織。涙が溢れ出す。 笞はいつまでもいつまでも香織を責めつづけた。 |
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ばしっ!あうっ! ばしっ!ああっ! ばしっ!あううっ! ばしっ!ああっ! ばしっ!いやっ! 笞は香織のやわらかな胸のあたりも打ち込まれる。 薄いセーラー服1枚を通して、激しい痛みが香織に襲いかかる。 そのたびに香織は身悶えして、苦しいうめき声を上げる。 セーラー服の中の香織の白い肌は真っ赤に腫れ上がり、無数の傷跡が刻まれていた。 香織の細い身体は細かく震えていた。 |
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ばしっ!あううっ! ばしっ!いやあうっ! ばしっ!あああうっ! 香織は続けて100も笞で打たれたであろうか。 男が笞を打つのに疲れて、笞は止んだ。 もういいかげんに吐いたらどうなんだ! 目的はなんだ?おまえは誰だ! うう・・・・・ どんなに責められたって・・言わない。 |
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そうか。もっと欲しいようだな。 ばしっ!あうううっ! ばしっ!ぎゃああっ! ばしっ!ぎゃあうっ! ばしっ!ああああっ! ばしっ!あうううっ! ああ、みんな。早く助けに来て。 香織は絶叫し続けながら思った。 さっきのメールを見てきっと早紀がすぐ救けにきてくれる。 そう。もう少しの辛抱。 |
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ばしっ!あううううっ! ばしっ!ぎゃあああっ! ばしっ!ぎゃあああううっ! 吐け!吐くんだ! 笞を打ち続けながら、男は叫んだ。 男はむきになって香織の身体に笞を打ちすえる。 香織は歯を食いしばってひたすら苦痛に耐えた。 でも、涙が勝手にどんどん溢れ出てくる。 続けて50も笞で打たれた頃であろうか。 |
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ばしっ!ぎゃあああ!・・・ああ・・・ん・・・・ 様々な訓練を受けている香織ではあったが、 あまりの檄痛の連続についに失神してしまった。 ちっ。気絶したか。 そのころ・・・ 何も知らない早紀は地下の書店にいた。 香織の打ったメールを乗せた電波は、厚い地面に阻まれて、 まだ早紀の元には届いていなかった。 |
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