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びしっ!う! びしっ!く! びしっ!あ! ちひろは鋭い鞭の痛みに目を覚ました。 ちひろは台の上に両手両足を固定されていた。 目が覚めたか。 そこにはハッサンが立っていた。 |
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ははは、いい格好だ。 さっきはよくもやってくれたな。 今度は俺の番だ。たっぷり痛めつけてやるから、早いうちにしゃべるんだな。 さて、おまえは何者だ?どんな目的でおれに近づいた? ふん、言うもんですか。 早くしゃべった方が身のためだと思うがな。 |
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びしっ!う! びしっ!うう! びしっ!うぐ! 鞭がちひろの身体に連打される。 ハッサンは情け容赦なくちひろの身体に鞭を浴びせた。 その度に鋭い痛みが身体に走る。 しかし、ITDOの特殊工作員であるちひろは、 この程度の拷問は訓練済みであった。 ちひろは、ただ短いうめき声を上げるだけだった。 |
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びしっ!うっ! びしっ!あっ! びしっ!あう! 立て続けに50発ほどの鞭打ちがちひろの身体に与えられた。 とうだ、痛いだろう。そんなに我慢しなくてもいいぞ。 早く吐いてしまえ。 ちひろは黙っていた。 |
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まだか? びしっ!あ! びしっ!あう! びしっ!うっ! 再び、ハッサンは鞭でちひろの身体を連打した。 少しづつではあるが、鞭の痛みは確実にちひろにダメージを与えていった。 |
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びしっ!ああっ! びしっ!うああっ! びしっ!あうっ! 鞭打ちが100を超えるとうめき声もだんだん荒くなってきた。 いつまでも鋭い痛みが続く。 鞭が止んだ。 |
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どうかね?しゃべる気になったか? お前はだれだね?目的はなんだ? ちひろは、相変わらずなにも応えない。 だんまりか。 それとも、もっと痛めつけてほしいのか? |
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びしっ!あああ! びしっ!ああうっ! びしっ!あうっ! 再び、ハッサンは鞭をちひろの身体に振り下ろす。 鞭は激しい音を立てて、ちひろの身体で弾ける。 ちひろは、身体をくねらせて苦痛に耐えた。 |
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そら!いい加減に言うんだ! びしっ!ああうっ! びしっ!あうっ! びしっ!ああっ! いつまでもいつまでも続く激しい鞭打ちに、 ちひろは次第に大きな声を出して苦痛に耐えた。 ぐっと痛みをこらえようとしても思わず声があがってしまう。 鞭はもう200を超えたであろうか? |
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びしっ!あああうっ! びしっ!ああうっ! びしっ!あああっ! 鞭の連打がやっと止まった。 はぁ。はぁ。はぁ。 う・・・・あ・・・ 鞭が止んでも、ちひろはいつまでも鞭の痛みに悶えていた。 |
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ふーん。お前、けっこうしぶといな。
ひょっとすると、おれたちの同業者か。 とすると、こんなもんじゃぜんぜん効かないか。 では、メニューを変えるとするか。 じゃ、あと100だ。 |
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びしっ!ぎゃ! びしっ!あうう! びしっ!ぐああ! ハッサンは力いっぱい鞭をちひろのお尻に叩きつけた。 鞭で打たれるたび、短く叫び声を上げるちひろ。 鞭打ちは延々と続いた。 鞭の一打一打が着実にちひろに苦痛を与える。 |
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びしっ!ぎゃ! びしっ!ぐう! びしっ!あうっ! 鞭の痛みはちひろの身体を責め苛んだ。 いつまでもちひろは鞭に苦しみつづける。 さすがに、ちひろも苦しみの表情で耐えた。 |
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びしっ!ぎゃ! びしっ!ぎゃあ! びしっ!ぎゃあう! そうして100回の連続鞭打ちが終わった。 はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。 ちひろは肩で息をしながら拷問台に首をうなだれた。 |
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