プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.8 キアラ暦7月7日
第3章 記憶
別のゴーモン星人がララをゴーモン縄で縛りあげた。
ララは股間の痛みに意識を取り戻した。
う・・い、痛い!
まだ自白しないようだな。もうこの縄はいやだろう。
おまえ・・ああっ!・・・
生きて帰れないのによく来るな。
お前が自白しないからだ。うっ。
引っかかったな。ううっ!そうか、やはり生還できないのだな。
うああっ!・・・前の男も焦っていたしな。
それに前回、うぐっ!
「お前のゴーモンは無駄にしない」と
あああっ!薄れかけた記憶で聞いた。
ばれては仕方がない。しかし、お前を拷問し続けることには変わりはない。
ゴーモン星人はゴーモン鞭をさらにきつく縛った。
ぎゃあああああっ!いたいっ!
もう苦しいのはいやだろう。グリーンクリスタルはどこにある?
ぐああああっ!いたいいいっ!
だいぶ締まってきたな。痛いか!さあ、吐け!
ぎゃああっ!では、なぜ私は
いだあっ!ここに残る?
おれたちが生きたままここを離れればお前をここに留めておけるようだ。
2か月前は1人来てそれを確かめた。2人来た後でも同じだった。
だから誰もいない間もお前は苦しみ続ける、ということだ。
もうあきらめて吐いた方がいい。
ぎゃあああああっ!もう!あああっ!
あそこが痛くておかしくなりそうだろう。
いだいいいいっ!ひいいいっ!
助けてやろうか?
ララはその言葉に吸い込まれそうだった。
ぎゃあっ!たすけ・・はあああっ!
ではグリーンクリスタルの在りかを吐くか?
ぎゃあっ!いやああああああああっ!
ララは泣き叫びながら首を振った。
ララを後ろ向きに固定すると男は消えていった。
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