プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.3 キアラ暦3月2日
第5章 失神
プリンセス!
近衛兵は失神したララに駆け寄ろうとして、思いとどまった。
今助けたら、これまでの苦しみが無駄になる。
しかし、ララの体重がすべて、股間の縄にのしかかっていた。
そして、失神していても襲い掛かる激痛が、ララの意識を呼び戻した。
あ!・・・・・あああっ・・・・いやああああっ!
プリンセス!大丈夫ですか!
ああああああっ!・・・・大丈夫・・ぐあああああっ!
気丈に答えたララだったが、もう全身は脂汗でびっしょりだった。
あああああっ!・・・さあ・・・うあああっ!・・・もう1段階だ!
え?!まだ?・・・だめです!もう限界を超えています!
ああ・・・・うううっ!・・・これに耐えなければ・・・あああうっ!・・・
・・・わかりました・・・・これで・・・最後ですよ・・・・・
さあ・・・あああああっ!・・・・・やれ!
近衛兵が一段階強く縄を引いた。
ぎゃああああああああっ!あう!あう!あう!ぐううううううっ!
プリンセス!プリンセス!プリンセス!
いやああああああっ!がああああああっ!もうだめえええええええっ!
あああ!プリンセス!
ぐあああああああっ!あああ!あ・・・・ああん・・・・・・・・
ララが再び意識を失った。自らを拷問にかけて1時間が経とうとしていた。
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