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有希が連続一本鞭の気が狂いそうなほどの激痛にのた打ち回っている頃、亜希の部屋のいた男が真希の部屋に来ていた。 こいつら、しぶといぜ。どんなに責めても口を割らねぇ。 ああ、どうも途中から急に口が堅くなった気がする。ひょっとしたら姉妹がここにいることに気づいて口が堅くなったか? かもしれんな。なら、ご対面と行くか。 |
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亜希が失神したまま、真希の部屋に運び込まれた。
真希はまた両手を固定されて吊るされた。亜希は天井から両手を吊るされた。 さて、起こすか。 まず姉だ。 びしっ!う・・・ びしっ!う・・ びしっ!あああ・・・あああ・・・・・ よし起きたな。 |
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ここは・・・ 亜希は先ほどまでとは部屋の様子が違うことをいぶかっていた。 亜希はしばらく朦朧としていたが、妹の姿を認めると、思わず叫んだ。 真希! あああ・・・やはり真希もここにいたのね。 よし、妹を起こせ。 男が、今度は失神している真希に鞭を振るった。 |
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びしっ!ああ・・・ びしっ!ううっ! びしっ!あうっ! こいつは早く起きたな。 真希は朦朧とした意識の中で姉の姿を見つけた。 あああ・・・おねえ・・・ちゃん? |
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これからお前の可愛い妹をこの一本鞭で死ぬほど可愛がってやる。 こいつが壊れる前に封筒の在りかを言ってもらおう。 それを聞いた亜希は思わず叫んだ。 だめ! それだけは! 責めるなら私を責めなさい! |
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男が真希に鞭を押し付けながら言った。 もうお前はしゃべらなくていいぞ。 代わりお姉さんが話してくれる。 しかし、真希はしっかりした口調で言った。 おねえちゃん・・・ こんなやつらに言っちゃだめよ・・・ 言ったら・・・お父さんが・・・・・・ 殺される・・・・ |
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うるさい! びしっ!あううっ! 男が思い切り鞭を真希の身体に打ち据えた。 あう!あう!・・・・・・・・ いたい・・・・・ ああ・・・いや・・・・・・ 強気で言った真希だったが、鞭の痛さに泣き叫んだ。 |
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男は亜希に言った。 ほら、妹が苦しんでるぞ。 お前が言うまで、妹にはこの苦痛を味わってもらうことになる。 言うなら早い方がいいぞ。 真希はおかしくなりそうだった。 自分の目の前で妹が鞭で打たれる? く・・・どうしたら・・・・いいの・・・・・ 亜希は独り言のようにつぶやいた。 |
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言っちゃだめ! 真希がまた叫んだ。 私は・・・・どうなってもいいから・・・・ 言っちゃだめ・・・・ そう言ってられるのも今のうちだ。 じゃ、行くぞ! |
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びしっ!ぎゃ! びしっ!くううっ! びしっ!あああうっ! 男が真希の身体を目掛けて一本鞭を振るった。 またあの激痛が真希を襲った。 真希は痛さのあまり絶叫した。 |
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びしっ!いやあああっ! 真希は鞭に絶叫する。 やめてーっ! 亜希も叫んだ。 なら、吐け! びしっ!うああああっ! 真希―っ! |
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びしっ!ぐあああっ びしっ!うぎゃあっ! びしっ!ひぎゃああっ! 真希はその細い身体を震わせて、鞭の激痛を受け止めていた。 亜希は見ていられなかった。 真希・・・・・ |
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びしっ!いだああっ びしっ!ぎゃあうっ! びしっ!ひぎゃああっ! 真希の絶叫に、亜希は気が狂ってしまいそうだった。 ああ・・・どうしたらいいの・・・・ このままだと・・・真希が壊れちゃう・・・・ |
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言うからもうやめて! 反射的に亜希が叫んだ。 男が手を止めた。 もう・・・やめて・・・・・・ そうは言ったものの、亜希はもうどうしていいか分からなかった。 でも・・・限界・・・・・・・ もう、終わりにしよう・・・・・・ |
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しかし、口を開きかけた時、真希が言った。 おねえちゃん・・・言っちゃ・・だめ・・・・・ その言葉に、亜希は口をつぐんでしまった。 男は舌打ちしながら言った。 言うのをやめるのか? じゃ今度は妹の胸を打ってやる。 これは痛いぞ。どうする? |
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びしっ!いたいっ! びしっ!ぎゃあっ! びしっ!ふぎゃあっ! やめてと言う間もなく、一本鞭が真希の乳房に飛んできた。 そして何発かに一回、一本鞭は敏感な真希の乳首に命中した。 すさまじい激痛が走った。 |
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びしっ!うぎゃ! びしっ!ああうっ! びしっ!ぎゃあっ! 男は真希の乳首を正確に狙ってくる。 真希は逃げることもできず、激しい痛みを乳首で受け止めた。 度重なる苦痛でもうぐったりしていたはずなのに、また真希は狂ったように泣き叫んだ。 |
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びしっ!あう! びしっ!ぎゃっ! びしっ!ぐあっ! 今度は右の乳首だ。 真希は苦しみもがいた。 真希! 亜希が叫んでも鞭は止まらない。 |
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びしっ!いたあっ! びしっ!やあっ! びしっ!ぎゃあっ! 亜希はもう、真希が乳首への一本鞭打ちで泣き叫ぶ様を見ていられなかった。 言ってしまおう。 亜希が心に決めたとき。 |
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びしっ!ひぎゃあああっ! 言っちゃ・・・・だめ・・・・・・ 真希は乳首に30以上の鞭を受けながらも、そんな亜希の心を見透かしたかのようにつぶやいてから、意識を失った。 |
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