プリンセス・オブ・キアラ レコードNo.5 キアラ暦4月7日
第1章 生体認識装置

ララは初めて見る昔の拷問部屋のようなところで両手を吊るされていた。
どうして私の居場所がわかった?
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我々は同じ間違いはしない。以前入手したお前の髪の毛から、お前の生体の位置を感知する装置を作った。
それはご苦労なことだ。
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身代わりでデータを取ってもあまり意味がないからな。
お前でなくては、プリンセス。
ふん、私は実験道具か。
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今回も半分はデータ収集ってところだ。
ほお、それは悠長なことだな。
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さて。今回は、これだ。
びしーっ!
うぎゃああああああああっ!
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これはゴーモン鞭と言って、我が星の拷問道具だ。
これで身体を打つと中から素粒子が飛び、身体に恐ろしいほどの激痛を与える。
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うううう・・・・これは何という痛さなのだ。
打つ強さによって痛みがコントロールできる。
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お前なら激しい鞭打ちでも大丈夫そうだな。
それは光栄なことだ。
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さ、解説は終わりだ。
さっきの痛みに耐えるか?それともグリーンクリスタルの在り処を吐くか?
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私は何も知らない。知らないものは答えようがない。
そうか、では遠慮なくこの鞭でその身体を打たせてもらおう。
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