第5章 十露盤
一本鞭で300回打たれた結花はぐったりとしていた。
身体は真っ赤に腫れあがっていた。
学年主任が言った。
次は・・・その上に乗りなさい。
もう・・いや・・・・
結花はおかしくなりそうだった。
ぎゃあああっ！
痛いいいいっ！
うああっ！
結花は後ろ手に縛られて十露盤というギザギザの板の上に乗せられた。
三角の尖った棒が脚の骨に食い込んで結花に激痛を与えた。
結花は涙を流して苦しんだ。
ああああっ！
もう・・・あああああっ！
だめ・・・ぎゃあっ
結花は必死で歯を食いしばって耐えていた。
痛さに汗が噴き出してくる。
ああっ！
もう・・・くああっ！
ゆるして・・・はああっ！
結花はこの恐ろしい板の上で苦しみ続けた。
わたし・・・だめ・・・・
結花がそう思った時、学年主任が言った。
30分。おわりだ。反省できたか？
みんなもよく覚えておくんだ。怠けるとこうなるぞ。
こうして結花に対する体罰は終わった。
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