第22章 吊一本鞭1
ぎいいい・・・
サラは両手を縛られたまま高く吊り上げられた。
ううう・・・
サラは手首の痛みに意識を取り戻した。
あああ・・・
地獄のような拷問の連続に、サラはもうまともに話すこともできなくなっていた。
Xが言った。
もうどうなっても知らんぞ！
吐くか？。
サラは何も考えていなかった。
ただ、心の底で、純とひかるが助けに来てくれる光景がかすかに見えたような気がした。
サラはほとんどわからないぐらいに首を横に振った。
おい、もうどうなっても構わん。一本鞭で打ち続けろ！
びしーっ！ああっ！
びしーっ！くあっ！
びしーっ！あうっ！
吊るされての一本鞭滅多打ちが始まった。
びしーっ！ぎゃあっ！
びしーっ！がああっ！
びしーっ！だあっ！
一本鞭は変わらず激痛だったが、サラはもう痛みにもあまり反応しなくなっていた。
びしーっ！ぎゃああっ！
びしーっ！くううっ！
びしーっ！があっ！
一本鞭で打たれるたびに、短い弱い叫び声を上げた。
びしーっ！ぎゃっ！あ・・・・
吊るされて20分間。300以上の一本鞭で、またサラは気を失った。
しかし、一本鞭は続く。
第23章へ
プロローグへ戻る
当サイトの内容の無断使用は固くお断りします。