第15章 吊一本鞭
びしーっ！あああ！
一本鞭の一撃で、またひかるは現実に引き戻された。
もう吐く気になっただろう？
ひかるは、ほとんど動くことができなかったが、気力でかすかに首を振った。
そうか。わかった。
では、吐くまで一本鞭エンドレスだ。
苦しめ！
びしーっ！うあっ！
びしーっ！ぎゃあっ！
びしーっ！だあっ！
ひかるはまた一本鞭と手首の痛みに泣き叫んだ。
びしーっ！ぐがっ！
びしーっ！ひっ！
びしーっ！あ！
・・・あうん・・・
一本鞭を100以上連続で受けて、ひかるはまた失神をした。
しかし鞭は止まらなかった。
びしーっ！が！
びしーっ！ぐっ！
びしーっ！ふあっ！
すぐに覚醒させられたひかる。
自白しないと本当にこの一本鞭は終わらない。
びしーっ！うあっ！
びしーっ！ああっ！
びしーっ！あ・・・・
一本鞭が200を超えたころ、またひかるは気を失った。
しかし、一本鞭は続いた。
びしーっ！う！
ひかるはまた一本鞭の痛みで意識を取り戻した。
もう・・いや・・・・
わたし・・・・
こわ・・・れる・・・・
ひかるが絶望の底に完全に落ちた時だった。
ひかる！
純が警察庁特命課の刑事とともに部屋に駆け込んできた。
ひかるへの拷問が始まって、6時間が過ぎようとしていた。
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